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宮古島市総合博物館学芸員来校:学童疎開について

 昨日17日(水)午後、宮古島市総合博物館の学芸員の方2名が来校されました。来校されたのは、太平洋戦争末期の昭和19年、沖縄から本校に「学童疎開」されていた方々の足跡(状況)を探すための来校でした。
 昭和47年に刊行された「小林小学校創立百年の歩み」には、5行ほど沖縄からの疎開の記述が書かれてありました。また、「昭和19年度卒業生台帳」には、6年生男女あわせて40数名の方々のお名前が記述されてありました。昭和7年4月から昭和8年3月生まれの、現在88歳、89歳の方々です。
 6年生以外の学年の子供たちも含めると疎開児童は80数名とのこと。沖縄から引率された先生方も疎開の間、ここ小林小で教鞭をとられたとのことでした。
 沖縄から疎開されてこられた方々は、台帳によると「小林国民学校宿舎」や「小林青年学校宿舎」(場所は不明。)から通っておられます。また、銭湯(場所、銭湯名は不明。)を利用したという記憶もあるとのことでした。
 宮古島市では、この学童疎開の体験を風化させることなく後生に残し、平和を願う意味で、年度末までに「紙芝居」を作成する事業を進めている、とのことでした。
 この学童疎開のことや当時の様子等、何か情報をお持ちの方がおられましたら、学校へ連絡いただきますと宮古島市につなぎたいと思います。