学校の様子

県人権教育推進校として

 12月15日(金)、1年生が「ピア・サポート(仲間づくり)」の授業を行いました。「聞きじょうずになるためのポイントをしろう」という学習のめあての下、授業の冒頭で、話の聞き方の良い例と悪い例の動画をみんなで視聴し、その違いと受ける印象について考えていきました。話の聞き方の悪い例をみての感想では、「相手が話かけているのに知らんぷりで本を読んでいる!」「目を見て聞いていない」「話す人におへそを向けていない」等々たくさんの意見が出され、しっかり聞いてもらえないと、話す人の気持ちがさびしくなったり悲しくなったりすることに気付くことができました。反対に良い動画視聴後の感想では、「読んでいた本を閉じている」「相手の方に体を向けている」「あいづちをうったり返事をしたりしている。」などたくさんの聞き方の良さを見つけられ、そのように聞いてもらうことで、話し手の気持ちがうれしくなることに気付くことができたようでした。その後全体で、話の聞き方のポイントを3つ(①返事をする②していることをやめる③相手に体を向ける)を確認し、上手な聞き方を習得するための練習をしました。4人グループをつくり、話し手と聞き手を1人ずつ決め、残り二人は審判になって、よい聞き方ができていれば〇を出します。どの班も、先生からの教えをしっかり守り、聞き方のポイントを意識して聞くことができていました。教室が手で作った〇だらけになりました。授業の最後はみんないい笑顔になっていました!今日のような学習はSST(ソーシャルスキルトレーニング)とよばれ、児童の社会性を育て、望ましい人間関係の醸成に役立つと言われていますが、1年生が45分間、最後まで油断することなく一生懸命学習に取り組んだことが、何よりびっくりしました。みんなお兄さん、お姉さんになりました!今日の学習を頭と心に入れ、これからの学校生活の中でぜひ実践してほしいと思います。1年生の保護者の皆様、ご家庭で上手な聞き方ができたら大いに褒めてあげてくださいね。