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説明的な文章において、要旨をまとめる授業

 5月13日(月)は、本校の研究主任が、自分が学級担任をする5年2組にて提案授業を行いました。単元名は「文章の要旨をとらえ、考えたことを伝え合おう」(教材名:「言葉の意味が分かること」、練習教材名「見立てる」)でした。

 4年生時の「みやざき小中学校学習状況調査」の結果分析をもとに、児童の努力や変化を「認める」指導を意識した授業が行われました。

 今回の授業の目標は、「文章構成を基に、『初め』と『終わり』のまとまりを読み、中心となる言葉や文について話し合い、要旨について、自分の考えをノーートに書くことができる。」でした。

 

 はじめに、前時までの復習を行い、「初め」「終わり」に筆者の言いたいことが述べられていくことを確認しました。

 そして、音読をしたりサイドラインを引いたり、ヒントカードを参考にしたりして、筆者の考えが述べられてある文を抜き出しました。その中で、全く同じ文を見付けたり、姿を変えても同じことを意味する言葉を見付けたりしました。

 最後は、中心となる言葉や文について周りの友達と話し合ったり、80字以内の字数という条件に合わせたりして、ついに、以下の要旨ができあがりました。

 

【要旨】

 言葉の意味には、広がりがある。範囲や面を理解することも重要である。それが普段使っている言葉やそのものの見方を見直すことにもつながる。

  児童は、分析的に説明的な文章を読んだり、ワークシートに書き込んだり、友達と意見交換をしたしりて、とても一生懸命学習に取り組んでいました。また、研究主任は、児童の頑張りや良い変化を見逃さずに褒めており、児童の学習意欲の継続・向上を図っていました。

 授業を参観した先生たちにとっても、説明的な文章をその構成に着目して、時系列型、頭括型、尾括型、双括型のどれなのか判別した後、繰り返し出てくる同じ意味の文や語句に着目して、筆者の言いたいことや主張をまとめていく学習指導過程を目の前にして、個々の指導技術を高める有意義な時間になりました。

 授業を参観させてくださった研究主任、どうもありがとうございました。