曇天 いもほり 大豊作

 荒谷小の子どもたちは、5月27日に地域の方の畑をお借りして、いもの苗植えを行いました。そして今日、3~4校時に楽しみにしていたいもほりを行いました。畑に行ってみると、いもの葉やツルが繁るように育っていました。
 はじめに、いもほりのめあてを確認しました。畑を貸してくださったり、おいものお世話をしてくださったりした地域の方への感謝、自然の恵みへの感謝を胸にいもほりをするということです。まずは全員で駄賃付け唄を唄い、心にも身体にも気合いを入れました。


【大きな歌声に土の中のサツマイモも目を覚ましたかもしれません】

 その後、いものツルや葉っぱを取りました。「綱引きみたーい」、「いも引きやね」、「ツルにカマキリのたまごがありましたー」など楽しそうな声があちらこちらから聞こえてきました。それからマルチを取り除きました。


   【みんなで作業するとあっという間に終わります】

 そして、いよいよいもほりです。ツルを手がかりに、手で土を掘っていくときれいな赤紫色のおいもが見えてきました。「おっきい~!」、「これ6つ子や~!」など顔を出したおいもを見て大喜びの子どもたち。「そーっとね。皮をきずつけんように掘ってね」と言いながら、慎重に掘り進めていました。おいもを掘った後の場所でも、「ここにツルが残ってます。もしかしたらおいもがあるかもしれません!」と言って掘る子どももいました。根気強く掘っていると、ひょっこりかわいいおいもが出てきました。


       【たくさんでてきたね】


       【顔よりも大きなおいもたち】

 今年のおいもはとっても大きくて、数も多かったです。はじめは一輪車を2台準備していたのですが、それでは足りずにもう2台持ってきました。


【こんなにたくさんのおいもが取れました】

 予想以上のおいもの量だったため、昼休みも使っておいも洗いをしました。畑を貸してくださった地域の方に持って行くおいももていねいに洗いました。洗っている最中に、「◯◯さん(畑を貸してくださっている地域の方)は、おいもは大きすぎない方がおいしいって言ってたよ。だから私は中くらいのおいもを選んだよ」と話している6年生がいました。地域の方から教えていただいたことを身に付け、それを生かして行動できるようになったんだなぁと嬉しくなりました。また、「おいもスティックにして食べたいなぁ。去年、学校で作って食べておいしかったから」と話す子どももいました。今週の木曜日にクラブ活動でおいもの料理をします。どのような料理ができるか楽しみです。


 【優しく洗いました】

 本日、子どもたちは一人5個おいもを持って帰ります。それでもまだまだおいもはたくさんあります。今日は、曇り空で雨も心配しましたが、無事にいもほりを終えることができました。そして大豊作といううれしい結果でした。定期的においも畑に足を運んで、おいもの様子を観察してきた子どもたちの喜びもひとしおだと思います。そして何と言っても、地域の方のお世話のおかげです。毎年子どもたちのために畑を貸してくださり、そしてお世話もしてくださり本当にありがとうございます。今年も秋の味覚をみんなでいただきます。