学習発表会

 2月14日(日)は、「平成27年度 創立126周年記念 荒谷小学校・荒川保育所 学習発表会並びにわくわく学習発表会」が行われました。この日のために子どもたちは、登校後の朝の時間を活用して合奏・合唱の練習をしたり、授業の時間を使って発表の練習をしたりしていました。子どもたちは日頃の成果を発表できる大舞台にわくわくしていることと思います。
 この日の楽しみの一つであるお昼の豚汁の振る舞い、その仕込みのために朝早くからお父さん・お母さん方が家庭科室で準備をしてくださいました。だしの香りやしょうがの香りが廊下に漂ってきて、家庭科室に吸い寄せられました。

   【お父さん方が腕を振るってくださいました】

 手作りのお味噌に、地元で作られた豆腐、新鮮な野菜がたっぷり入った豚汁は、学習発表会が始まる頃には出来上がりました。

 午前9時、いよいよ学習発表会が始まりました。まずは保育所生の発表からスタートです。保育所生は、年少々・年少・年中の女の子4人でのダンス、男の子たちのダンス、そして年長さんの踊りを発表しました。衣装がとっても似合っていた保育所生、堂々とした発表に体育館が大きな拍手に包まれました。


【かわいいミニーちゃんたち】【忍者になりきって手裏剣シュシュシュ】


【かっこいい年長さんの踊り】

 その後、1・2年生の発表がありました。1・2年生は、まずこの1年で頑張ったことを発表しました。1年生は「一輪車をがんばりました。2年生ではループに入りたいです」、「なわとびの二重跳びをがんばりました。2年生では二重跳びを連続10回できるようになりたいです」と発表しました。2年生は「かけ算九九をがんばりました。7の段と8の段が苦手だったけど、家でも練習をしてスラスラ言えるようになりました」、「三角形と四角形の勉強をがんばりました」と発表していました。その後、「はるがきた」の朗読をしたり鍵盤ハーモニカで演奏したりました。マット運動やかけ算九九も披露し、1年間の成長を堂々と見せてくれました。


【同じ教室で勉強しているので、1年生もかけ算九九が言えます】

 次の3・4年生の発表では、学校の1日を劇で紹介しました。体育の授業風景では、前転や後転、連続技などを披露しました。また、理科の授業風景では理科室の模型を転校生の役にして楽しい理科の授業を再現していました。「ほねほねくん」と名付けられたこの模型、会場のみんなとじゃんけんをして仲良くなりました。社会では、会場の方々に地図記号の問題を出したり、都道府県クイズを出したりしました。会場を巻き込む楽しい発表になりました。


【「ほねほねくん」と対面の時】

 その後5・6年生の発表が行われました。5・6年生は「朝の会」の発表です。英語でのあいさつや、毎朝欠かさず行っているリコーダーや鍵盤ハーモニカの練習風景を発表しました。また、古文の暗唱では戸下神楽で実際に受け継がれているものを暗唱しました。最後に「にっこりトーク」(話合い活動)の様子です。今回は「地域のよさ」を話し合いました。「第4部消防団」、「150年も前から山を守る実行組合」、「箕舞などの伝統」、「神楽や祭りなどでのつながりの深さ」、「絆が強い。みんな仲良し」、「優しさ」などが出されました。この朝の会に、子どもたちが学習してきたものが凝縮されているなぁと思える発表でした。


【地域のことを学習し、よさを実感していますね】

 その後、「箕舞」の発表、保育所生の劇、ミラクルパワーズ(地域の方々と職員から構成されるグループ)の演奏が行われました。「箕舞」の発表では、地域の方に太鼓を叩いてもらい、舞い手の子ども以外は囃子をします。学習発表会までに1回だけの練習でしたが、子どもたちはしっかりと舞っていました。ポイントをしぼって、ご丁寧にご指導くださった地域の方々のお陰です。ご指導ありがとうございました。


【下級生もこの舞いを見て、「次は自分だ」と思っていることでしょう】

 そして、毎年恒例の「懐かしの先生紹介」です。今年度も。以前荒谷小に勤務されていた先生が学習発表会を見に来てくださっていました。「ここには、変わらないものと進化しているものがあります」と地域の方々の温かさや伝統、そして子どもたちの学びの幅が広がったことをお話しくださいました。


【いつもお越しくださりありがとうございます】

 そして、午前中最後のプログラム「人生は紙飛行機」です。これは合唱・合奏・劇をコラボレーションしたプログラムです。小学生は自分たちの夢を一人ずつ発表するのですが、その夢が次から次へとつながっていき、この子どもたちの夢が実現すれば、諸塚はもっともっと魅力あふれる村になるなぁとその夢を思い描きながら聞きました。諸塚を思う気持ちと自分の夢、それが身近にありつながっていることがとても嬉しかったです。


【保育所生は鈴とトライアングル】【鍵盤ハーモニカ たくさん練習しましたね】


【いい音色を奏でていました】【年長さんも鍵盤ハーモニカを弾きました】

【木琴はリズムが速く難しいけれど完璧でした】

 子どもたちの真剣な表情、言葉、歌、とても感動的なプログラムでした。

 午後からは「わくわく学習発表会」が行われます。