「計画」と「命」

 今日の3校時、終業式を行いました。まずは、子どもたちが1学期をふりかえる「一言発表」です。
【1年生】
◯ ソフトボール投げをがんばった。プールでは5m泳げるようになった。
◯ 算数の「20までの数」をがんばった。たし算やひき算ができるようになった。

【2年生】
◯ 一輪車でその場乗りができるようになった。
◯ 漢字をいっぱい練習して覚えられた。

【色々なことができるようになりました。】

【3年生】
◯ 漢字をがんばった。覚えきれていないところは、2学期がんばりたい。友達に声をかけるなど、優しい心をもつことができた。1学期は身体をたくさん動かしたので、夏休みも続けていきたい。
◯ 一輪車のアイドリングや水泳等で運動をがんばった。3年生から始まった理科では、実験が楽しかった。

 【切磋琢磨しました。】

【6年生】
◯ 学級目標の項目にそって、具体的な目標をたてた。一輪車や読書をがんばったり、立腰を意識したりした。また、リーダーシップを発揮したり、整理整頓を意識したりした。これらのことから、目標のために実行をすることが更に上の目標につながり、夢にもつながる。今年の夏休みは「実行」をテーマにしたい。
◯ 1学期を一言で言うと「努力」だった。友達や学校に慣れるための努力、一輪車でアイドリングやバックなどができるための努力等を続けた。これらの努力は、「良心」「真心」「強い心」があったからできたものだった。
◯ 楽しさを3つ発見した。1つ目は「努力の楽しさ」、2つ目は「助け合う楽しさ」、3つ目は「新しい私を発見する楽しさ」だ。「努力の楽しさ」は、算数や水泳などで練習を積み重ねることで、目標にどんどん近付いたことから楽しさを味わえた。「助け合う楽しさ」はむかばき等で友達を思い合うことで味わうことができた。「新しい私を発見する楽しさ」は、朝の草取りや窓開けなど、人のためにすることを意識した活動が個性の再発見につながった。


【ふりかえりの視点もさすが6年生】

 その後、4年生の代表児童が作文、「上級生らしくなった1学期」を発表しました。上学年の仲間入りをした4年生、上級生としてがんばった4つのことを作文に表現していました。1つ目は「漢字を覚えること」、2つ目は「あきらめない力」、3つ目は「50m走」、4つ目は「リーダーシップ」です。上級生としての自覚が、4年生児童を一回りも二回りも成長させたことが分かりました。


【上学年という意識をしっかりもっています。】

 終業式の最後は、校長先生のお話です。校長先生は「計画」と「命」というキーワードを子どもたちに話されました。
 「計画」では、やりたいことを見つけることや1日1日の計画を立てることで、充実した夏休みを過ごすことができると教えてくださいました。
 「命」では、人の命は事故や病気、災害などで命を落としてしまうこともあることや、命は一つしかないこと、十分に安全に過ごすことをお話しくださいました。
 また、「一言発表」で発表をした子どもたちをたくさん褒めてくださいました。特に6年生には「本当に大切なことが分かっています」と、嬉しいお言葉をかけてくださいました。太鼓判を押してもらった6年生は自信をもち、下級生は6年生の姿を追いかける気持ちが今まで以上に強くなったのではないでしょうか。


【毎日子どもたちの近くで、成長を見守ってくださいました。】

 それから、各部の先生方から夏休みの生活や学習、健康についてのお話がありました。色々なお話がありましたが、先生方は子どもたちが充実した夏休みを送り、2学期の始業式に全員元気に登校してくれることを望んでいます。


【1・2年生も最後まで真剣な眼差しで話を聞いていました】

 その後、多読賞の表彰をしました。本を読むことで、知らない世界を感じたり、色々な見方や考え方を知ることができます。「1日中本を読んで過ごす日もあってもいいかもしれないよ。」と校長先生がお話しくださったように、時間がたっぷりある夏休みは本に親しむいい機会だと思います。


【今日は本を5冊借りて帰ります。】

 1学期間、子どもたちは毎日元気に学校に登校しました。授業日が71日ありましたが、そのうち欠席があった日は9日だけです。子どもたちの体調管理をしていただいた保護者の皆様、また子どもたちの学習を応援してくださっているわくわく学習応援隊の皆様や地域の皆様、お陰様でいい学びができた1学期になりました。ありがとうございました。暑い夏がやってきましたが、皆様も体調に十分気をつけられてお過ごしください。