学校日誌

6年生の租税教室

 6月14日(火)延岡市役所資産税課の稲村さん、甲斐さんに来校していただき、「租税教室」を実施しました。 

  

 まずは、稲村さんが、税金は何種類ぐらいあるのかを尋ねました。6年生のみんなは、50種類ぐらいと予想している人がたくさんいました。その通りで、だいたい50ぐらいの税金の種類があるということでした。6年生のみんなに関係のあるところでは、「消費税」ですね。ものを買うと自動的に税金を納めることになりますので、6年生のみんなも納税者になるということです。他にも、「所得税」や「固定資産税」など、たくさんの税金がありますが、大きく3つに分けると、「国税」、「県税」、「市町村税」ということです。

 さて、そもそも、税金がなぜ必要なのかということが、今回の「租税教室」の大きなテーマになっています。そのことを理解させるために、もしも、税金がなくなったら、どういう社会になるのかということをわかりやすく説明するアニメを視聴しました。

 アニメを通して、税金がなくなると、消防署や警察署などの安全を守るしくみが会社になって、お金を払わないと利用できなくなったり、道路も持ち主のものになり、通行料を払わないといけなくなったりすることが分かりました。また、みんなが利用している信号機や公園がなくなり、橋が壊れても直すこともできません。ごみを収集するしくみもなくなり、町はごみだらけになってしまいます。このように、税金でみんなの暮らしが支えられているということを学ぶことができました。

 国の税金がどれぐらい集まるのかについてのお話もありました。だいたい1年間で142兆円とのことです。その額の大きさを感じさせるために、資産税課の方に実際と同じ重さの1億円の模型を準備していただき、6年生にもってもらいました。かなり重いです。142兆円は、その142万倍の重さになると分かり、大きな驚きを感じることができたと思います。

 これから6年生は、租税教室での学習と社会での学習をつなげて、社会のしくみをさらに深く理解していくとすばらしいと思います。

 最後に、「教科書」、「学校」、「コンビニエンス・ストア」、「道路と信号」、「遊園地」のどれに税金が使われているのかを6年生の代表の人に考えてもらいました。この5つすべてに税金が使われているという答えでしたが、本当はどうなのでしょう。