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主題研究
平成24年度の主題研究
1 研究主題・副題
読む力を身に付け、活用することができる児童の育成 ~国語科を基盤とした指導方法の工夫・改善を通して~ |
2 主題設定の理由
⑴ 時代の要請から
21世紀は、新しい知識・情報・技術が政治・経済をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代であると言われている。このような知識基盤社会やグローバル化は、アイディアや知識そのものや人材をめぐる国際競争を過熱させる一方で、異なる文化や文明との共存や国際協力の必要性を増大させている。このような状況において、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐくむことがますます重要になってくる。
これらを受けて、学習指導要領の改訂が行われ、昨年度から完全実施が始まった。国語科については、小学校、中学校及び高等学校を通じて、言語の教育という立場を一層重視し、国語に対する関心を高め、国語を尊重する態度を育てるとともに、実生活で生きてはたらき、各教科等の学習の基本ともなる国語の能力を身に付けること、我が国の文化を享受し継承・発展させる態度を育てることに重点を置いて内容の改善を図ることが明記されている。
したがって、小学校の国語科においては、日常生活に必要な国語の能力の基礎を育成する必要がある。「話すこと・聞くこと」「書くこと」及び「読むこと」の各領域において、日常生活に必要とされる対話、記録、報告、要約、説明、感想などの言語活動を行う能力を確実に身に付けることができるよう継続的に指導しなければならない。また、課題に応じて必要な文章や資料等を取り上げ、基礎的・基本的な知識・技能を活用し、相互に思考を深めたりまとめたりしながら解決していく能力の育成を図ることが必要である。
特に、読む力を身に付けるための指導を行うことで、言語活動を行う能力を身に付け、多様な情報の中から正しい知識を得るという、将来にわたって必要な力を付けることができると考える。
⑵ 本校の実態から
本校は教育目標として、「自ら学び、心豊かに、たくましく生きる子どもの育成」を設定し、めざす児童像として「喜びあふれる子・感謝あふれる子・夢あふれる子」を掲げて、日々教育の具現化を図っている。
昨年度までは「確かな学力を身に付け、生きる力を創造する児童の育成」をテーマにした研究を行い、新学習指導要領のねらいについて理解を図ってきた。その取組により、児童に確かな学力を身に付けさせるための指導の工夫を行うことができ、学びの基盤となる教育活動についての共通理解を図り、共通実践することができた。また言語活動の実践ポイントについてまとめ、授業に位置付けたことで言語活動の充実につながる指導ができた。
一方、言語活動を充実させ、児童の表現力を高めることはできたが、児童の発言の内容の質の高さや積極性については課題として挙げられた。また本校の児童の実態として、文章を正しく読んで理解する力が十分ではないということもある。
そこで本年度は、次のような視点で研究を進めることにした。
① 国語科の授業における取組
○ 国語科の学習指導方法の工夫・改善を行い、教材分析や 発問の工夫を行うとともに、意見や考えの交流のさせ方に ついて考えていく。
○ 国語科の学習用語集を作成し、国語科の段階的な指導に 生かす。
② 授業外の取組
○ 日常的に取り組める活動を位置付け、活用する力を身に 付ける場を設定する。
このような研究を通して、児童の読む力を高め、様々な場面で活用していくことができるようにしたいと考え、本主題を設定した。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
25   | 26   | 27   | 28   | 29   | 1   | 2   |
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10   | 11   | 12   | 13   | 14   | 15   | 16   |
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24   | 25   | 26   | 27   | 28   | 29   | 30   |
31   | 1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6   |
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