学校の様子

新聞に生徒の作文掲載

 今日(10月24日、土曜日)の「宮日こども新聞」3面の「こども新聞で考えた」に富田中3年生が書いた作文が、編集部からのコメントと一緒に掲載してあります。
 作文は、10月3日付3面「大坂選手 全米テニスV」の記事を読んで考えたことです。
 「宮日こども新聞」は、毎週土曜日に宮崎日日新聞と一緒に配達されています。近くにありましたらお読みください。

「大坂選手 全米テニスVの記事を読んで」
 人種差別により黒人が白人警官に暴行を受けた記事を覚えていますか。私は恥ずかしいことに最初に報道を目にしたとき、その事実に向き合おうとはしていませんでした。
 テニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝した記事を読むと、大坂選手が着用したマスクには、抗議の意味を込めて、暴行事件の被害者の名前が入っていました。私はこのことを知り、感動すると同時にこれは向き合わなければいけない事実なのだと思いました。
 大坂選手はテニス選手で、大会に出場する目的はテニスをして試合に勝つことだと、私は思っていました。しかし、大坂選手は自らの意志でマスクを着けました。自分にできることを実行する。簡単そうに聞こえますが、とても難しいことだと思いました。
 気づかされたのは、社会で起きていることに無関心ではいけないということです。そして、自分の考えや思いを伝えるために信念を持って行動することの大切さです。それが人間としての正義から発したことなら、共感を呼ぶのではないかと思います。
 社会や自分の周りで起きていることをどう受け止めて行動すべきか、これを機会に考え直してみませんか。