行事

生徒総会

5月26日(金)に令和5年度の生徒総会が実施されました。

 生徒総会とは、学校をよりよいものにするために、生徒全員が集まり、各委員会の役割・目標・活動内容について、それぞれのクラスからでた意見に答え、生徒全体で学校のことを考えていこうという、生徒主体の学校づくりには欠かせない行事です。

 総会当日は生徒会役員が進行しました。初めに「生徒会歌」を歌い、生徒会長から生徒総会の目的や意義について説明がありました。事前に配付された資料には「発表までの流れ」や「話し合いのルール」等、初めて参加する1年生にも理解できるように、丁寧な説明がありました。特に、「話し合いのルール②」では、意見を求められたとき、賛否を問われたときのスキルについて細かく記されており、とても勉強になったと思います。その後昨年度の会計報告や今年度の予算案、令和5年度の生徒会スローガンの発表、そして各委員会の委員長から今年度の活動方針や活動の具体的な内容の説明と続きました。ちなみに、スローガンは「密になれ」~互いの心を通わせ思いを繋ごう~です。その提案理由は次の通りです。

 今年度に入り、コロナウイルスの制限がだんだん緩和され、昨年度よりたくさんの人と関わり合える場が増えてきました。この機会に合わせて、今まで以上にいろいろな人とコミュニケーションをとり、お互いに笑顔になってほしいと思います。そこで、コロナで離れた心の距離を密接にして欲しいと考え、このようなスローガンを設定しました。まずは日頃の生徒会活動やいろいろな行事に一生懸命取り組み、学級・学年で密な関係をつくっていきましょう。そして、学年や地域の垣根を越えて、多方面で貢献できる活動をしていきたいです。全校生徒が笑顔であふれる学校生活を送れるよう、これからの生徒総会を充実したものにしていきましょう。

 さて、総会の後半は全体討議となり「楽しい学校生活を送るために学校・学級で取り組めること」について、話し合われました。事前に学級討議でも話し合われていた内容なので、発表そのものは活発に出されていました。しかし、その内容についての深まりは?と考えるとまだまだ課題の残る話合いにとどまってしまいました。

生徒会担当職員より

生徒総会を終えて~ 計4回の学活での学級討議を経て、生徒総会を無事行うことができました。学級での話し合い活動でも生徒全員が、学校のために活発な意見を出している姿を見ることができて、改めて高千穂中学校の素晴らしさを感じました。本番の生徒総会でも学級委員長を中心に「学校を良くしたい」という気持ちがこもった意見がたくさん飛び交いました。これも生徒会総務、全校専門委員長・副委員長が昼休みなど、自分の時間を割いて頑張ってきたからでもあると思います。最後の講評であったようにこの生徒総会が形だけで終わらないように、まずは、高千穂中生、そして生徒会が今すべきことを明確にし、生徒全員が過ごしやすい学校づくりを行っていきたいと考えております。本校生徒の実態として、自分に必要な情報を収集し、学び、まとめたりすること、また、教職員の指示した内容を確実に実践するというような自主性はあるものの、それらの内容を基に自分なりに判断し、考えをまとめ、発信したり、行動したりするような、いわゆる主体性については、まだまだ課題が残ります。今後も、生徒たちが根拠に基づいて主体的に考え、正しく判断し、実践するために必要な、「深く考える力」を育て、伸ばしていく手立てが必要であると痛感しました。