第63回卒業式

3月1日(水)平成28年度 第63回卒業式が行われました。
(彼らは総合学科18期生となります。)
59名の卒業生が都農高校を巣立ちました。

それでは、卒業式の様子をお伝えしましょう!

まずは入場です。
PTAから用意されたコサージュを胸に、堂々と・・・。





写真だけでは、うまく伝わらないのですが、背筋を伸ばして
自信にあふれた入場でした。
3年前の入学式と比べると、その成長っぷりが嬉しいです。


多くの保護者の方がお越しになり、盛大な式展となりました。
来賓の方々も例年以上にお越しいただきました。


それぞれが緊張しながらも、しかし誇り高い表情です。


いよいよ卒業証書授与です。
ひとりひとりが呼名され、各クラスの代表者が受け取りました。


校長の式辞です。
3年間の高校生活で、生徒諸君に多かれ少なかれ「強制」や「我慢」を強いてきたことを振り返り、これから始まる「自由な生活」の大変さをあらためてお話されました。
また、校長は卒業生に心から大切にして欲しいものがあるそうです。
それは、全員が本来持っている「清らかな心、穏やかで優しい心」です。
この心だけはいつまでも大切にし、誰からも好かれる素敵な人として活躍して欲しい・・・と願いを伝えました。


続いて、生徒会長からの送辞です。
先輩達の、体育大会、尾鈴祭、研究発表会などの思い出を振り返り
いつも導いてくれていた姿へ感謝のメッセージ・・・
その上で、先輩達が創り上げてきた伝統を受け継ぎ、次の世代へと繋ぐ覚悟・・・
胸に去来する様々な想いを、見事にまとめ上げ、卒業生を送りました。


卒業生からの答辞です。
友人、先生、保護者へ感謝の言葉を涙ながらに語りました。

彼らが都農高校の閉校を寂しく思う理由は
単純に「母校だから」ということではありません。

生徒一人一人のために一生懸命になってくれる先生がいて
仲間愛が強く、学年や男女関係無く仲の良い生徒がいる。
そんな素晴らしい人が集まるから都農高校が好きだったのです。

その上で、在校生に向けたメッセージは聴く者の胸を打ちました。
「在校生の皆さん、これからは皆さんの手で、
都農高校をより素敵な学校にして下さい。
挨拶ができるとか、部活を一生懸命頑張るとか、
そんなことでいいのです。
閉校を惜しまれる学校であってください。・・・」


答辞を聴く先生方、特に担任の先生達は胸が熱くなり、想いと共に
涙がこみ上げていました。


そして、「仰げば尊し」「蛍の光」を合唱し、
最後は盛大な「校歌」で式は幕を閉じました・・・。

さて、卒業式後は各クラスで最後のホームルームでした。

一人一人に卒業証書が手渡され、生徒がこれまでの思い出を語ります。
厳しかった先生の、優しい笑顔。


生徒から担任の先生に感謝のプレゼント!
おもわぬサプライズに感動です。


そして、このクラス…。
実はこのクラスの先生は、今年初めて担任を持ちました。
最後のホームルームも、生徒への想いが溢れて言葉につまる場面も。


すると、最後の挨拶のあと、クラスの生徒からサプライズで
合唱のプレゼントが!


もう、号泣です。

初めは先生も不安でした。
初めての担任ゆえ、3年生が損をしないようにと
何事にも一生懸命だった先生です。生徒にもそれが伝わっていました。


すると生徒ももらい泣き!
みんなで泣きながらの集合写真撮影でした。

いかがでしたか。
今年の卒業式も盛大に行われました。
彼らを叱った回数も、褒めた回数も数えきれません。
生徒と先生が一緒に泣いて、一緒に笑いながら成長してきました。
もう学校で彼らの姿を見ることが出来ないのかと思うと、寂しいです。
しかし同時に、立派に社会へと飛び立ってくれた彼らを誇りに思います。

みんな、卒業おめでとう!!