次世代ペアレント授業~太田さくらさん講演~

12月12日(火)は次世代ペアレント授業でした。

これは、次世代の親になっていく高校生が
正しい性の知識を身につけるために毎年行っているものです。

今回は太田さくらさんをお招きして、LGBTに関するお話しを頂きました。

LGBTとは
L:レズビアン(女性の体と心で、女性が恋愛対象)
G:ゲイ(男性の体と心で、男性が恋愛対象)
B:バイセクシャル(男性も女性も恋愛対象)
T:トランスジェンダー(男性の体に女性の心、もしくはその逆)
の略称で、性的少数者のことです。
※レズ、バイなどの略称や、ホモは差別用語です。


今回お話しを頂いた太田さくらさんは、
長年トランスジェンダー、つまり性同一障害に悩んでいました。
体は男性で、心が女性。
そのことで中高では凄惨ないじめに遭ったと言います。
また、社会人になってからも、トランスジェンダーへの理解が無く
苦しい思いをされてきました。



太田さんはとても明るい方で、あっという間に時間が過ぎていきました。
しかし、その明るさの側面に多くのご苦労があったことは
想像に難くありません。

現在では性別適合手術を受け、戸籍上も女性として生活されていますが
子どもを産むことはできません。
心は女性なのに、体が男性である・・・。
その辛さ、悔しさ、悲しみは我々が容易に想像できるものではありません。

ただひたすら、太田さんの人柄と強さに感銘を受けました。


太田さんのような性的少数者は、現在では13人に1人はいると
言われています。

講演の中で、「性別とは男・女と分けられるものではなく
グラデーションのようなもの
」とお話しされました。
確かに、その通りだと思います。

私たちは、性別の固定観念を捨てて
身近にいるLGBTの方が普通に過ごせる社会を作らなければなりません。

また、生徒へのメッセージとして
「自分らしく生きたかったから選んだ道。自分らしくやりたいことをやって!」
と激励もいただきました。

今回は、本当にありがとうございました!!