学校の様子とお知らせ

ブラインド型避難訓練(前半)

 ブラインド型避難訓練とは、事前に訓練の進行やシナリオを与えず、想定のみ与える実践的な訓練です。訓練参加者は、火災や負傷者の発生場所を知らされず、その場の判断で臨機応変に対応することに挑戦します。今回、そのブラインド型避難訓練を吉之元小学校で実施しました。県内でも初めてだそうです。実施に当たっては、都城市北消防署の立野署長をはじめ14名の署員の方に来ていただきました。

 

 はじめに火災報知器や火災受信機などの消防設備について学びました。

  

 次に実際に119番に電話をかけて「映像伝送システム」の体験をしました。通報した人の携帯から現場の映像を送って、出動している隊員に直ちに情報が共有されるというシステムです。

 そして、いよいよブラインド型避難訓練開始です。子どもたちと職員は、普段生活している場所に戻り訓練の開始を待ちます。しかし、いつ、どの場所で出火するのかは知らされていないので、非常ベルが鳴った瞬間は、とても緊張しました。

 

 出火場所は、保健室でしたが本物の火災のように煙が充満していてすごく臨場感がありました。初期消火や避難の様子については、消防隊員のみなさんにいろいろと評価していただきました。決められたシナリオで進む訓練ではないので、やりながらいろいろな問題点を発見することができました。

 

 運動場へ避難した後、煙の中を安全に避難する方法を体験しました。姿勢を低くして、視界が利かないので壁を触りながら移動しました。子どもたちは、煙によって視界が利かない大変さを実際に体験することができました。ちなみにこの煙は、全く煙たくなく、吸い込んでも無害な煙です。煙には、バニラの香りが付けてあるそうで、かすかに匂いました。

 後半へ続く・・・