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児童の日記:「目見えなくても」~成澤俊輔さんの特別授業に参加して~

 「世界一明るい視覚障害者」成澤俊輔氏に来校いただき、5年生を対象に特別授業(講話)をしていただいたことについては、以前、紹介させていただきましたが、このことを受けて児童が書いた日記が7月24日(月)の宮崎日日新聞「窓」の欄に掲載されました。感動的な内容でしたので紹介します。【校長】

  題 「目見えなくても」 5年1組 黒木こころ さん

 「かわいそう」。だれかがそう言った。7月14日金曜日、南小に、なりさわしゅんすけさんが、わざわざ横はまから来てくださった。なりさわしゅんすけ先生は、目が見えなくなってしまったらしく、光は見えるそうだが、生活するのはむずかしいのでは、とわたしは思った。でも、ちがった。しゅんすけ先生は、むずかしいことにもちゃんと向き合い、楽しく生きていた。わたしは、本当にすごいと思った。目の見えない人の印象が、一気に変わった。楽しく生きているしゅんすけ先生を見て、心を打たれた。「なんでこんなに楽しそうなのだろう」みんなが思っただろう。▼「かわいそう」最初にだれかが言ったこの言葉。わたしもちょっと動ようした。でも、想像と違った。ちょうせんして、楽しんで、人生を歩んでいく。しゅんすけ先生は障がい者に希望、いや光をあたえたようだった。▼「目が見えないなんてかわいそう」そんな人がいたら、教えてあげよう。「ううん、ちがうよ。目が見えない人はね・・・。楽しく生きているんだよ」。そう伝えたい。