日誌

パラオ・・・。

 パラオ共和国 南洋にある島国です。太平洋戦争終戦後の昭和21年、アメリカの軍艦に乗って日本へ帰国されたパラオの日本人のうち、行くところがなかった人々はこの年に環野地区へ入植されました。平成8年に入植50周年記念式典が行われ、記念誌が発行されました。記念誌を読むと、環野の入植の歴史が分かります。そんな関係もあり、先日、最初の入植者の方が来校され、ぜひ、「パラオ環野」に来て欲しいというお話がありましたので、訪問しました。「パラオ環野」の中には、パラオ共和国の神話、伝説の話や今と昔の写真、そして、太平洋戦争中の1944年のペリリュー島の激戦の写真などが展示してありました。来校された最初の入植者の方はご高齢でしたが、パラオ島での生活や入植後の様子などを熱心に語られました。歴史を語り継いでいくことの大切さを改めて感じた訪問でした。

   
 パラオ共和国です。小林市より少し狭い面積です。人口は約半分ですね。なぜ、ここにたくさんの日本人が住んでいたのかは、第一次世界大戦が関係しています。約25年間、日本がここを統治していました。ペリリュー等の南にあるアンガウル島(州)の公用語は日本語だそうです。しかし、現在は日本語は使われていません。国旗も日本の国旗(日章旗)に似ていますね。

     
 訪問した「パラオ環野」です。今から20年ほど前に建てられたそうです。南洋風の建物です。生駒高原の先にあります。
 右側はパンフレットです。

 
 来校された、最初の入植者の方です。入植当時は12歳だったそうです。入植50周年記念の時は実行委員長をされていました。