学校の様子

庸山先生 陶芸家の心 少しだけ 分かった気がします。

午前5時間制により生まれた余剰時間を使った「キャリア教育」。
トップスター、地域の地上の星の先生方に、講話やキャリアについてお話をしていただく、狭野小ならではの「講話・パネルディスカッション」。

今回は、小林の陶芸家、川路庸山先生にお越しいただきました。

庸山先生の夢は、
① パイロット
② 調理師
③ 調理師を目指したが、料理に合う器を作り始めたら、器作りにはまりだした。
④ 器作りを家業にしたが、空間装飾品や帽子の制作の依頼が来始めた。
庸山先生曰く、料理、器、空間装飾品、デザインは共通のライン上にある、と訴えられました。

さあ、
庸山先生の素敵な時間の始まり、始まり!

さのっこのために、素敵な磁器や高価な装飾品、帽子を搬入いただきました。



どれもこれも、庸山先生が心をこめて作られたすばらしい作品です。



最近、人気を呼んでいる、庸山先生デザインの素敵な帽子。
数々のスターが、コンサートでつけられるそうです。すごい!



みんな、わくわくして待っていた庸山先生、お話始まり!
このランプシェード、とても長い時間をかけて作りました。
さのっこ・・・・ひえ~。



さのっこにおみやげ、原材料、磁器・・・。さのっこ大喜び!



へー、陶芸家って、こういうものを作る方のことなんだ。



つまりね、私の仕事は、この石に命を与えて、こんなランプシェードにしたり、お皿にするなど、「作り替える」仕事なんだよ。



すごい!



でも、なんとなく、分かってきました。陶芸の世界観。



ふむ、すごいお仕事ですね。



庸山先生って、オーラがありましたよ。芸術家の方は、やはり、輝いておられます。
強い思いが伝わってくると言うか・・・。



ケーブルテレビ、取材中。
放映は10月5日、今夜です!





さあ、作品を触ってごらん。自由にまわしていいよ。

校長:割らないでね・・・。

お、すごい!



すかしたら光がもようになるんだよ。

おーほんとだ!すげえ!



おー、すげえ、すげえ!



さあ、たくさん作品もってきたから、どうぞ、来てごらん!

こんな空間を装飾するものも、器も、デザインという意味では同じモノなんだ。



ここにはね、捕まえたバッタをデザインしてつけたんだよ。



どうぞ、触ってごらん。

校長:割らないでね。お願いだから・・・。



でこぼこしてるの分かるかな?
ホントだ!でこぼこしてます。

表面を削ってもようをつけたんだよ。



庸山先生、校長お気に入りのあの器みせてやってください。

はい、これはね。自分でほうれん草のお浸しを食べたいと思って作ったの。

さのっこ:あら、割れてるよ。

うん、これはね、取りやすいよう、おいしく見えるよう考えたデザインなんだ。
へー!


デザインってものが、分かってきたかな?



すごいよね。庸山先生。



この後、パネルディスカッション。
陶芸家や芸術家に興味をもった人!手あげて!
・・・・10名以上のさのっこが、挙手していました。



庸山先生、さのっこ、先生のギャラリー(小林市細野の山中)に遊びに行きます。
もっと、お話聞かせてください!

いいですよ、いつでもおいでください。

とても興味を持ち、何度も何度も先生に質問したさのっこ。
先生も覚えてくださいました。



みんなみんな、スーパー先生、庸山先生と握手、ミニ歓談。



もっともっと、長く、深く、お話を聞きたかったみたい。

先生、私、漫画家が夢なんです。

私の親戚が漫画家してます。応援しますよ。がんばって!

さのっこ、感激!




今回もたくさんのさのっこが、初めて触れる「陶芸家」というお仕事について、新しい知識を得ました。
でも、本で読むのと違うのは、本当の先生と触れ合って、本当の生き方を聞くことができること。

庸山先生、パイロットの夢、料理人の夢、おいしい料理を食べるために自分で器を作り出したこと。

有田焼の本場で一日何百個も毎日毎日皿を作り続け、やっと、独立に至ったこと。

今、徹夜で仕事をしたり、自由に勉強に行ったり、サラリーマンとは全く違う価値のある時間を過ごしていること。

庸山先生、さのっこの生き方に、新たな夢の種をまいてくださり、ありがとうございました。



小林市細野、元コスモス牧場入り口横。そこに
庸山窯はあります。

庸山先生の趣味がこうじた、素敵なカフェギャラリーに先生の作品は飾ってあります。
ついつい長いしたくなる、素敵なソファ、家具、カウンター、BGMに包まれて、薫り高い、おいしいコーヒーを飲むと、心が本当に安らぎます。
ダンディな、やさしい心の持ち主、
庸山先生。
皆さんも、ぜひ、庸山窯に足を運ばれたらいかがでしょう。

ギャラリーは、素敵なお花がいっぱいの丘の上にあります。
二頭の放し飼いの馬さんが、皆さんを迎えます。

・・・ナポレオンは言うでしょう。
夢を語るのはたやすい。しかし、夢を目標に変え、目標を現実にすること、それが、叶うのはほんの一握りの人々かもしれない。
でも、だからこそ、夢を叶えた人々と、これから夢を抱く子供たちが触れ合うことは、子供たちにとって、とてつもなく、大きな出会いになるのである。


さのっ講話、絶好調!
次は、ぜひ、あなた様も、先生になって、子供たちに夢を語ってやってください。

庸山先生、本当に、すばらしい時間、すばらしい出会いをありがとうございました。

by 校長 (・・)