学校の様子

うつくしきもの second season

うつくしきもの。

しんしんと冷え込んだ夜空を支配する、凍てついた満月なり。
月の上には、太陽系最大の惑星、木星がこうこうと輝けり。

※ よく見てください。月の上に、木星、ちゃんと写っています。



さのっこ私の御年になる頃。
ここに人が暮らす候。
あな恐ろしきことなり。
月は遠くにありて思ふもの。



木星 哉!
木星の衛星は12あるやに聞き候。
月が12個輝ける夜空。
これもあな恐ろし。

月は、天体に一つ、孤独に浮かぶが、寂(さび)なり。

※ 寂:閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ



夜明け也。
空気も冷たく澄み渡り、高千穂峰もあな美し。

阿阿!!!
西の空に、残り月の間もなく沈みゆくも、あなおかし。

※ どこに月があるか、分かりますか?



ここ也。
沈みゆく月。
狭野にて初めて見る景色也。
不思議 哉!



校長、この枝にカラスでも止まれと願いし。

まさか!



カラスの吸い寄せられるがごとく、枝に止まれし。
その瞬間、校長は足が震えたり。

うつくしか~(熊本弁)



ズームなり。

2枚撮りしその瞬間、カラスは気づいたかのごとく、すっと静かに立ち去りし。
あな口惜しき也。



カラスや、カラス。カムバック!!!!!!!也。

間もなく、月は、何事もなきがごとく、霧島に吸い込まれゆき。



それもまた見事也。



音もなく、温泉に入るが如き光景なり。



五十年後の月人、これを見て何を思うべきか。

月は沈みぬ。見事なり。



そして、また、静かに佇む狭野の主、高千穂峰は孤独に輝けり。



うつくしきもの 
 残り月の沈みゆく際のカラスの止まり木なり。

by 校長 (^o^)

※ 受験生のみなさん。校長の古語表現、適当ですから、参考にしないでくださいね。m(_ _)m