学校日誌

にっこり ちょっと寂しくなりましたが・・・


 田代小学校の運動場の周囲には、大きな栴檀(センダン)の木が5本立っていまし
たが、本日、その栴檀の木が伐採されました。学校の校木(銀杏)に次ぐ目立つ木
で、歴史を感じさせる木だったので、伐採される様子を見て、ちょっと寂しい気持ち
にさせられました。近所の方も家から出てきて、伐採される栴檀の木を見ながら、「毎日見ていたので、あった物がなくなると寂しいなあ。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
 この栴檀の木の伐採は、急に決まったことではなく、ずいぶん前から検討されてき
たようです。伐採の理由の一つは、安全面です。安定した平らな地面の上に植えられ
たものではなく、運動場周囲の土手(運動会等の観覧席だったと聞いています。)の
上に植えられており、その土手や壁面への影響が出ています。また、道路に沿って植
えられているので、倒木や落木等も心配されます。10月の台風24号が接近した際
には、直径20㎝以上の太さで長さが5m以上もある枝が折れ、道路反対側のガード
レールまで飛ばされる状況も発生しました。数メートル横にそれていたら、民家を直
撃するところでした。
 そして、もう一つの伐採の理由が、維持・管理面です。特に秋になると大量の落ち
葉・枝が落ち、路上だけでなく、かなり広い範囲の住民の皆様にご迷惑をおかけして
いました。さらに、義務教育学校としてスタートする2年4ヶ月後には、現在の校舎
は閉校することになり、この栴檀の木の管理も難しくなります。以上のような状況
で、栴檀の木の伐採が決まりました。
 栴檀の木がなくなり、ちょっと寂しくなりましたが、諸条件を考えると、今が一番
最適だったのかも知れません。伐採された栴檀の木は、木材として利用されるようで
す。

   【大型のクレーンで吊り下げた状態での伐採となりました。】

    【クレーンのワイヤーを木に取り付けているところです。】

        【幼稚園の皆さんも見守っていました!】