平成26年度の焼き畑の様子

 「焼き畑」は日本に昔から伝わる農法です。椎葉村でも山の斜面を利用しての「焼き畑農法」が昭和の中頃までは行われていたようです。その後,いろいろな事情によりすたれたようですが,本校では,保護者や地域の方々の協力により今年で第26回目の「子ども焼き畑体験学習」を実施します。
 すでに6月29日(日曜日)と7月28日(月曜日)に「やぼきり」と言う,焼畑地の整備をする活動を実施しました。また、8/1に予定していたは「火入れ」と「種まき」は天候の関係上,7月30日(水曜日)に実施しました。この後、10月下旬に収穫,11月下旬に「収穫祭」を実施します。どれも地域の協力無しではできない活動ですが,ここ尾向地区の「マンパワー」というものは大変すばらしく,いざというときには人も集まるし活動力もパワフルです。そんな地域の力を活かしながら,昔ながらの「焼畑農法」で蕎麦作りを行います。ここでは,その様子をその都度,更新していきます。
 
26年度 子ども焼き畑体験学習
成26年度第26回子ども焼き畑体験学習の様子
 
  やぼきり
 
 
6月29日と7月28日に実施しました。焼き畑にする斜面のやぼを切ったり、周りに人が通れる、そして他に火が燃えうつるのを防ぐためのを作ったりしました。      
 
  火入れ・種まき 
火入れの祈り・種まきの祈りを全員で行いました。


 6年児童がはじめに火をつけました。
  
 蕎麦のたねをまきました。 
  観察

10月7日には,全校児童でそばの花を観察に行きました。                                
 
  収穫

 保護者や、地域の方、中学生など100名近くが集まって下さいました。
 

 ぼうであやした後に、とうみを使う体験も全員が行いました。
 
  
  収穫祭

石臼を使ってそばをひきます。地域のそば打ち名人さんに「蕎麦の先生」として来ていただき、グループごとに分けて指導をしていただきました。
 
 
 平成26年度の焼畑に関する一連の行事も無事に終了しました。この事業では、2日間のやぼきり、火入れと種まき、収穫、収穫祭の準備と収穫祭、それに計画のための夜の会議等、多くの方々の労力と時間をいただいた中で、一つ一つを充実した中で終えることが出来ました。あらためて尾向地区の方々の、本行事に対する熱い思いと協力体制のよさに感謝、感謝です。