2022/12/14 大河内神楽 後編

いよいよ高学年の舞です。演目は「みくま」。

寝そべっているのは保育所の子たち。大人のお客さんはお酒を飲みつつ、談笑しつつ。神楽は楽しいお祭りの空間でもあります。

さすが高学年。引き締まった表情で落ち着いて舞います。

小学生としては最後の舞となる6年生。行事でも毎日の学校生活でも、みんなを引っ張っています。

後輩たちの囃しにも力が入ります。

 動物や様々な模様が切り抜かれた紙「彫物(えりもの)」が飾られた厳かな舞台で、みくまを舞い終えました。

 この後も、数々の面あり、シシ舞あり、神主さんの楽しい(!?)お説教あり、とお客さんも巻き込んだ様々な演目が続きました。大河内神楽は見どころが満載です。(ちなみに、シシは獅子ではなく猪です。)

そんな中、辺りに落ちていた木の枝を拾って笑顔のこの子たち。チャンバラかと思いきや、そうではないようです。何をしているかというと…

大人の舞をまねながら神楽を舞っていました。木の枝は、神楽の持ち物の弓の代わりでした。

「ぼくヨシキさんするから、ユウキさんしてよ。」「いいよ!」と2人で言い合いながら、ヨシキさんとユウキさんの舞をまねて2人で舞います。

「だいたい覚えました!」と笑顔。

誰に言われるでもなく教わるでもなく、お祭りの空間の中で、遊びの延長として伝統文化の大切な部分が受け継がれていくのだなあ、と思いました。