みんなで遠足

 27日(金)は春の遠足でした。天気が心配でしたが、晴れてとてもよかったです。
 今年は、松尾地区と上椎葉地区を巡りました。
 長い道のりをバスで移動するので、車酔いが心配でしたが、途中の休憩所でもみんな元気で笑顔で写真に写っています。

 まずは、松尾地区の庄屋屋敷跡と大イチョウを見に行きました。急な上り坂を車でぐんぐん上って見晴らしのいい場所に着きました。ここが庄屋さんの屋敷があった場所です。現地に到着するとガイドの松岡さんが、迎えてくださいました。



 この屋敷も雨風にさらされて壊れていくばかりだそうで、近々取り壊されると聞いて、ちょっと残念にも感じました。
屋敷の前は、松尾地区だけでなく、遠くに諸塚村も見ることができるような見晴らしのよい場所です。
みんなが双眼鏡で何かを見ていました。向かいの山の中にある、展望台の場所を確認していました。向こうの展望台から見ると棚田も含めて私たちがいる一帯がきれいに見られるのだとか。

 しばらく景色を楽しんだあとは、すぐそばにある大イチョウを見ました。本当に大きくて一緒に写真に写るのが大変でした。

 松岡さんに説明してもらいながら見上げると、高くて首が痛くなりそうです。
特別に、幹の周りを測らせていただきました。


 とても年齢を重ねているイチョウの木なので、健康管理にも気をつかうのだそうです。
私たちのことを温かく見守ってくれているような気がしました。

 次に、庄屋屋敷跡から周辺に広がる棚田を見学しました。庄屋さんと地域の人々の協力で水源地から貴重な水を引き、遠くから運んできた意志を積み重ね、きれいな棚田ができたのだそうです。
 今は、ちょうど土を起こして水を引き始める時期だそうです。

 棚田まで案内して説明してくださった、松岡さんありがとうございました。

 お昼を前に、上椎葉地区に移動しました。朝早く移動して動き回っているのでお腹もペコペコ。
椎葉民俗芸能博物館の土俵周辺で昼食を取ることにしました。行き着くまでの階段でまた、ひと頑張りです。


 みんなそろったので、楽しい昼食の時間です。手づくりお弁当何が入っているかな?



 食後の休憩のあとは、鶴富屋敷に移動して、椎葉の名物でもある菜豆腐作りを体験しました。
今回私たちに教えてくださる方は、那須豆腐店の翔仁さんです。

菜豆腐に入れる野菜は、にんじんとほうれん草、そして、藤の花びらです。色鮮やかな菜豆腐になるといいな。


 包丁を使っての作業は5年生が担当して、下級生は自分のできる作業を手分けして行いました。


どんどん形ができてきて、水分をしぼるころには、きれいな豆腐になっていました。感動!!
できたものをみんなで試食。とても香りがよく美味しかったです。

 充実した春の遠足。貴重な経験ができました。私たちが住んでいる椎葉村のことをまた一つ学ぶことができました。
協力くださった、松岡さん、翔仁さん、観光協会の方々、バスを運転してくださった朝生さん、ありがとうございました。