2023/2/22 子どもの声を聞く会

先日の土曜日、村の体育館で「子どもの声を聞く会」がありました。村の生涯学習フェスティバルのプログラムの一つでした。

大河内小の代表として6年生が発表しました。テーマは「十年後の自分」です。紹介します。

みなさんは、十年後の自分を想像したことはありますか。

十年後の自分・・・一体何をして、どんな大人になっているのでしょうか。

なかなか想像することができません。

世の中が今よりも急速に発展し、大きく変化しているかもしれません。

その中でも、椎葉村は今と変わらず残っていてほしいと思います。

 

 

ぼくには、プロの野球選手になりたいという夢があります。

そのために、中学校へ進学したら野球部に入部し、うまくなれるように練習をがんばっていくつもりです。

どんな職業についても、いつかは、自分の故郷である椎葉村、大河内にもどってきて、生活したいという思いがあります。

ぼくは十二年間大河内に住んでいます。

大河内は自然が豊かで地域の人たちはやさしい人たちばかりです。

大河内にもどってきたらやってみたいことが二つあります。

 

一つ目は、父がやっている神楽保存会に入ることです。

この資料を見てください。これは、保存会の方が神楽を舞っている時の写真です。

今は、神楽の舞手が少なくなり、継承していくことが難しいという現状があります。

地域の伝統を残すために、一生懸命がんばっている父の姿はとてもかっこいいです。

保存会の方しか舞うことのできない演目が多くあります。

面をつけ、堂々と舞う保存会の方にあこがれます。

太鼓、笛などがあり、それらにも挑戦してみたいです。

 

二つ目は、消防団に入り地域のために活動することです。

昨年の九月に台風十四号が椎葉村をおそいました。

大河内でも、道路がくずれ、電気や水が止まってしまう状況になりました。

今でも う回路を通らないと上椎葉へは行けない状況です。

そのような中で、消防団の方々は、道路の状況や孤立した集落がないかなどを確認しに行っていました。

ぼくの父も行きました。

自分達も大変な状況の中で、地域の人たちのために働くことのできる消防団の方々は、ぼくたちのヒーローです。

そんなヒーローにぼくもなりたいという思いをもつようになりました。

 

これから、どのような時代になっても椎葉村は残り続けてほしいと思います。

ぼくも村民としてのほこりをもって生きていきたいと思います。