学校日誌

動物 家庭教育学級「足育のススメ」

 美化整備作業が終わって、ホッとしたところで、9時30分から家庭教育学級「足育のススメ」を開催しました。今年度の家庭教育学級は久しぶりの開催ということで、部長の川島さんも気合いが入っていまして、みやざき足育センターの成田 あす香さんを講師としてお招きしました。成田さんは、綾町からおいでになりました。結構遠いですが、遠くからお呼びしただけの価値は十分にありました。川島小学校の保護者、子どもたち合わせて54名の参加がありました。

  

  

 ところで、「足育」という言葉、初めて聞いたという方もいらっしゃると思います。「食育」とか「脳育」とか最近は「~育」というのが盛んに聞かれるようになりました。では、「足育」とはどのようなことなのかを成田さんがクイズ形式の講座で子供でもしっかり理解できるようにお話していただきました。

 まず、大切なことは足の指のトレーニングです。足ジャンケンや足の指のマッサージで普段あまり意識しない筋肉を使うことで、足の力を高めます。

 次に、爪の手入れです。よく白い部分がなくなるまで切ったり、爪の両端を切ったりしますが、実は足の力が十分に発揮できるためには、足の爪は指の先と同じところまで伸ばした方がよいというのです。「これは長すぎるのでは?」と思ったりします。しかし、やってみると分かりますが、足の力の入り方や踏ん張り方が全然違います。

 それから、靴の選び方がとても大切です。よく見ると、一人一人足の形は全然違います。一番長い指が親指だったり、2番目の指(手でいうところの人差し指)だったり、全体の形が細長かったり、横に広かったりと顔や体つきと同じで、一人一人個性があります。この足の個性に合わせた靴選びをしなくてはいけないということでした。具体的には、

 ① 靴の中敷きに乗ってみていちばん長い指から1センチほどの余裕があること

 ② 足の横幅が靴の横幅と合っていること

 ③ かかとに芯があって、しっかりしていること

 ④ つま先部分が柔らかく折り曲がること

です。よくぴったりの靴を選んだり、長さだけを気にしたりしていますが、この4つのポイントで確かめていかないと、歩きにくいあるいは運動しにくい靴を選んでしまっているのです。

 最後に、靴の履き方も教えていただきました。合い言葉は、「かかとをトントン、ベルト(靴紐)をギュ」です。かかとがしっかり靴の中で固定されていると足が軽くなり歩きやすいです。実際にこの通りに履いて保護者の方も子どもたちも歩きやすさや動きやすさを実感していました。

 おまけで、足を鍛える運動遊びも教えていただきました。足の指でボールをつかんだり、ケンケンパをしたり、ぞうきんがけも効果的なのだそうです。

 たかが足、されど足です。全身の健康は足を健康にすることから始まります。「足育」を進めることで、スポーツを楽しめる健康な体を維持することができることがよく分かりました。