力を合わせて命を守る
6月に実施する予定だった津波地震の避難訓練。
最近至る所で地震が観測されていることと、新しく入学してきた1年生や新しく転勤してきた先生方のために、1ヶ月予定を繰り上げて5月2日に行いました。
警報アラームの合図で放送が入りました。みんな事前指導で教わったように、机の下にもぐり、机の脚を持って揺れが収まるまで頭を守り、避難指示の放送で一斉に運動場に出ました。
今年は、カナリア幼稚園の年長さんと地域の方々も参加してくださり、地域ぐるみの避難訓練です。
6年生が幼稚園生の手を引き、5年生が1年生、4年生が2年生と下級生を気遣いながら避難を始めました。
形だけの避難訓練ではなく、自分たちの命を守るにはどうすればよいか子どもたちと考えながら実施しました。
避難を目指す祐国寺は、海抜18.2m。津波警報が発令された時の避難所です。
しかし、そこまでに行くには、ブロック塀の倒壊や屋根瓦、電柱の倒壊など注意が必要なことを消防署の方に詳しく教えていただきました。
避難した後に、本堂の瓦が落ちてくることも想定しなければならないと教えていただき、子どもたちはもちろん、職員、地域の方々も驚きを隠せませんでした。
祐国寺でも、詳しく津波や地震に関するお話をしていただきました。
川島小学校自体も地域の避難場所になっています。
校舎の3階が海抜11.5m。津波注意報か警報かなどそのときの状況によって変わってくるのです。
津波警報が出て避難を開始して11分。時間的には合格でした。しかし、避難経路の危険性も考えながらの学びはとても貴重なものになりました。
実際に行ってほしくはないのですが、もしもの時のために万全の体制をとっておきたいと思います。
周りを気遣いながら力を合わせて避難する子どもたちの姿に、「幸動」の素晴らしさを感じ取ったのは、わたしだけではないでしょう・・・。
計画を1ヶ月も早めて実施できたのは、先生方の子どもたちを守らなければという使命感と、地域の方々のご協力のおかげです。そして、貴重な学びを与えてくださった消防署の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
この場をお借りしまして皮変わってくださったすべての方々に感謝申し上げます。
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