学校日誌

ビジネス 「資格」の大切さ~「子どもたちに伝えたいこと」

 延岡市のふるさと教育推進事業「子どもたちに伝えたいこと」を11月10日(金)に6年生を対象に実施しました。今回講師として学校に来ていただいたのは、住環境工房SHIDA代表取締役の志田 耕一さんです。志田さんに仕事の大切さや魅力をお話しいただきました。

  

 6年生の誰かさんが、志田さんが教室に入ってくるやいなや、「うわぁ、イケメンや。」そうなんです。自分の仕事に誇りをもっている人は、自信に満ちているので、自然とイケメンになるものなのです。

 志田さんは、子どものころ勉強はとても苦手だったけど、図工やプラモデル作りが大好きで、建築に携わる仕事にかっこよさを感じていたそうです。仕事を選ぶ上で、「かっこいい」というのはとても重要な要素なのかもしれません。

 そして、志田さんはより高みを目指し、「資格」にこだわります。つまり、よりかっこよくなるためには、「資格」が必要だったのです。23歳の時に昼はアルバイトをし、夜には専門学校に行くという生活をします。仕事をしながら勉強をするというのは、想像するよりも遙かに大変なことです。ゆっくりしたくても、遊びたくてもそんな時間はありません。その後、さらに独立して仕事をするためには、1級建築士の資格が必要になり、同じような苦しい生活を7年間も続けて資格を取得します。1級建築士というと、宮崎県でも数人しか合格していない超難関の資格なのだそうです。

 そのような建築士の資格にこだわり続けた人生から学んだことは、「ポジティブな気持ちをもって失敗したことを次のステップに生かすチャレンジ精神が大切。失敗したことはそのままにしてはいけない。」ということでした。今日のお話で志田さんが6年生のみんなにいちばん伝えたかったのは、この言葉に凝縮されているように思いました。