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12/6人権集会を行いました

今週は人権週間です。昨日は人権に関する道徳、本日は人権集会を実施しました。

都城市地域振興課国際化推進室の中瀬 真美様を講師にお招きし、『多文化共生について』

という演題でご講話いただきました。

まずはこのような問いかけからお話が始まりました。

朝ごはんはお米ですか、パンですか? 西日本と東日本でちがうものは?

重要無形民俗文化財である神楽がある椎葉村では、

神様に祈ることで新年が迎えられるという風習があり、神様への信仰心が強い地域であるそうです。

 

また、これまでご経験されてきたさまざまな職業の中でのお話もありました。

実際に人づきあいしてみないとわからない。決めつけてしまっていることが意外に多いこと、

先入観で判断するのではなく、実際にその人をみて判断することが大切であることを実体験を交えて

お話いただきました。

本市に住む外国人の方々は 令和6年 2578人 H25から比べると3.2倍増えているようです。

ベトナムやカンボジアの方々、アフガニスタンの方々も増えていることも紹介されました。

ゴミを捨てる日という概念がない国もあります。日本では遠回しに伝えて気持ちを察してもらう

文化がありますが、国によっては、はっきり伝えることで成り立っているコミュニケーションも

あります。

食事のマナーも、中国、韓国ではごはんを少しだけ残すのがマナーです。人をもてなすときにたくさん

の料理を並べるため全て食べてしまうと、まだ足りないですよという意味になり、失礼にあたるからだ

そうです。だからお腹いっぱいになりましたと、ありがとうの気持ちを示すためにごはんを少し残すこ

とが文化として根付いています。

都城市に住む私たちは、日本のことを知らない人に手を差し伸べることができる人になること、異文化

を知ることから始めてほしい。アンコンシャスバイアス(無意識な先入観)ではなく、考えや、趣味志

向はそれぞれちがうことを理解してほしいです。自分の思い込みかな?と問うことで、他者理解が始ま

っていきます。

多文化共生のために大切にしたいちがいを認めることの大切さを意識させてもらえるエピソードを織り

交ぜながら、人権感覚を磨くことを教えていただきました。中瀬様、ありがとうございました。