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地域の人の声を聴く会

 3時間目に、地域の人の声を聴く会がありました。

 北川地区に住む4名の方が来られて生徒達に話をしてくださいました。

【 北川支所 地域振興課 】

 北川の現状と北川の未来について話されました。北川は山の広さに比べて川が短く面積が狭いため、大雨が降ると洪水が起きてしまう地域であること。昭和40年から樒が栽培され、北川では約216トン(約13%)を栽培する全国に誇れる産業があることを知りました。

 また、北川は人口が減少傾向にあるため生徒たちに「北川の現状を知ること」「北川について話すこと」「北川に対する気持ちを忘れずにもつこと」の大切さを教わりました。

 

【 キャビア飼育 】

 北川町で生産されているキャビアが日本を越えて、ニューヨークや香港でも売られていることを知りました。

 生徒達には、自分の好きなことをやっていってほしいと教えていただきました。そこから「自分のため」→「北川のため」→「地域のため」→「自分のため」になることを学びました。また、自分の得意なことは自分がやり、苦手なことは誰かに任せるという仲間を作って協力する大切さも教えていただきました。

 

【 北川コフレ運営 】

 一度北川を離れてみて北川(田舎)の良さに改めに気づき、北川の自然の豊かさを活かし、宮崎で初めて『北川コフレ』を開催しました。北川コフレでは、『だがしの日』(3/12)といって、駄菓子で世界を笑顔にするイベントを開いています。また、台風の影響を受けた際に、日本一大きな駄菓子屋さんの「大町」さんから支援をいただことから、”どんな時も笑顔で頑張ること⇒復興支援となる” "身近な人が笑顔になれる行動がボランティアであり、そこからボランティアの輪が広がる” ということを教えていただきました。

 早速、7月30日(日)に下赤・ジブリの森で北川コフレ(竹飯ごう・流しそうめん)があります。

 興味のある生徒はぜひ参加してみてください!

 

【 PTA会長 】

  現在の北川中学校の生徒に足りないことを教えてくださいました。生徒のみなさんに足りない力として『見る力』が必要だということを教わりました。

 分からないことがある時に、すぐに聞くことも大事ですが、その前に自分で「見て・考える力」が欠けています。また、「見る力」とは、目の前の物事を見るだけでなく、『見て・聞いて・判断する』ことがこれからの社会で大切なことであることを教えていただきました。そして、学校の目標である「目配り・気配り・心配り」の行動へと繋がっていくことも教えていただきました。

 

 今回の地域の人の声を聴く会では北川に貢献する方々の貴重なお話を聞くことができました。北川をさらに良い町へとしていくために、このような講話を聞くことが初めの一歩であると話されていました。生徒のみなさんはメモしたことをしっかりまとめて、今後の生活の力になるといいです。

 今日は、お忙しい中素晴らしい講話をしてくださりありがとうございました。

 

 最後に、生徒会長がお礼の言葉を述べました。