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薬物乱用防止教室

 11月9日(木)に警察本部生活安全少年課延岡地区サポートセンターから講師をお招きし、「薬物乱用防止教室」を実施しました。教頭先生からの講師紹介の後、誰でも一度は耳にしたことのある「薬物やめますか!それとも人間やめますか!」というフレーズから薬物乱用防止に関する講話が始まりました。薬物は一度でも使用したら乱用となります。たった一度の過ちで、身体に与える影響は多大なもので、たとえやめてもフラッシュバックに苦しめられたり、死に至ることも珍しくありません。だからこそ薬物乱用については、全世界で厳しい法定刑が定められています。薬物も覚醒剤やコカイン、ヘロイン等のほかに危険ドラッグも多種類出回っており、一昔よりも入手しやすくなっているのが現状とのことです。全国ニュースでは、大麻グミによる被害が話題になり、本県では、近隣市町村での大麻販売業者の逮捕が町民を震撼させました。薬物に手を染める理由の多くは、「好奇心」です。いけないことは十分に分かっているはずです。捕まらなければ大丈夫ということでもありません。最終的には、好奇心や様々な誘惑に打ち勝つ強い精神力を養うことがとても重要であります。

 講話後の質問も多数あり、この薬物乱用防止教室をとおして、薬物乱用による心身への影響について考える良い機会になりました。今後の学校生活のみならず、生涯にわたって生かしてほしいと思います。

避難訓練(火災編)

 10月10日(火)の6校時に避難訓練を実施しました。今回は多目的教室2で火災が発生することを想定した訓練でした。教頭先生による出火の放送の後に生徒が運動場に避難してきました。全校生徒が240名という中規模校で校舎もすべてが2階建てという避難に有利な造りではありますが、南側は高千穂峡。土砂災害危険区域にも指定されている本校。火元から離れて避難していくのが火災時の避難の原則ですが、その方向は3方向に限られます。中学校移転の話も進んではいるものの、完成まではまだまだ数カ年を要するため、しばらく、現在の学校で訓練を終始徹底していく必要があります。避難時の態度も良く、スムーズに実施できたと思います。4月の避難訓練時に私が話した心構えを全校生徒に尋ねたところ、3年生男子がさっと手を挙げ、答えてくれました。「想定外を想定する」と。そのとおりです。いくら訓練を積んでも、訓練どおりにいかない可能性が高いです。ですから、平常心を失って、落ち着いて行動することができないかも知れません。だから、「想定外を想定する」ことが大切だと話をしました。実は今回の訓練に関する共通理解を図っている際も避難は、標準的な経路を説明したあと、火元である多目的教室2近くの教室や多目的室近くが標準の避難経路になっている場合、どうすれば良いかを考えさせました。基本は「火元から離れて避難する」です。また、「自分の命は自分で守る」ことを最優先させた避難をすることを指導しました。西臼杵広域消防から来られた講師の方々から説明を受けた後、煙体験を行いました。火元である多目的教室2は煙(訓練なので甘い匂い)が充満していました。10名前後の集団でその中に入りましたが、視野が狭くなり、なかなかの臨場感を味わうことができたと思います。最後に全員体育館に集まり講師の方から講話をいただきました。火災の原因のトップは、煙草の火の不始末とのこと。人為的なもので人間の意識により十分防ぐことができるものです。

 暑い夏が終わったと思いきや秋もなくいきなり冬になりつつある朝夕の寒さを感じる今日この頃。火を扱うことも増えてくことでしょう。今回の訓練が非常時に参考になればと思いますが、やはりまずは火事を起こさないことが先決です。

 

令和5年度紅葉祭

 令和5年度の紅葉祭は、会場を武道館に変更して実施しました。コロナ感染症による制約がなくなったこともありますが、本校体育館が手狭であること。保護者の来場制限を撤廃し、ご家族や地域の方々にも観戦していただいたり、総合的な学習の時間を使って学んでいる「地域伝統芸能」の講師の先生をはじめ、地域の方々にも見ていただきたいという思いが大きなねらいです。初めての取組ですので大変だったと思いますが、無事終えることができました。地域伝統芸能の講師の方々をはじめ、PTAの方々のお力添えに心から感謝いたします。今年の紅葉祭は、「飛翔 ~音に乗せて個性よ羽ばたけ」という素敵なテーマでした。予測困難な社会に羽ばたいていくための勢いを足してくれるのは、生徒のみなさんの笑顔や元気な姿、集団生活の中で培う我慢や勇気等です。地域伝統芸能を披露できるのも4年ぶりとのことです。再開に向けて、実行委員会や生徒会のみなさん、学習部の先生方は特に苦労があったかと思います。そして、困難なことは承知の上で「できることを前提に企画する」という、多くの方々の努力がこの紅葉祭に繋がったことでしょう。人それぞれいろいろな個性があり、意見の違いや思いどおりにならないことがあるのは、学生時代も社会に出ても同じです。今置かれている環境の中で、仲間や周囲の方々とどのように協力して、それぞれの「個性を羽ばたかせる」かは、生きる上でとても大切なことだと思います。3年生にとっては、これが最後の紅葉祭でしたが、「飛翔」というスローガンのように高千穂町の宝であるみなさんがさらに羽ばたいていけるきっかけになったと思います。学校運営協議会委員の皆様、高千穂警察署、高千穂高校、及び地域伝統芸能の講師の方々を来賓として迎え、緊張感のある、心に残る紅葉祭でした。

 開会行事の後、英語暗唱弁論が始まりました。代表の5名は先日行われた西臼杵郡英語暗唱弁論大会でも発表していますので、堂々としていました。続く国語弁論では各学年代表3名による発表で、それぞれの主張をしっかりと述べてくれました。

 休憩をはさみ、合唱コンクールがスタートしました。2年⇒1年⇒3年の順に素晴らしい歌声が館内に響き渡り、さすが3年生というのが正直な感想です。午後のプログラムでは、地域伝統芸能を披露しました。民謡やなぎなた、棒踊り、三田井神楽とおよそ10時間かけて学習したことを精一杯、披露しました。時折ぎこちない所作もありました。講師の先生方も駆けつけてくださり、心配そうに見守っておられましたが、まずますの出来だったと思います。

 最後は、吹奏楽部の演奏でした。3年生のマイクパフォーマンスや曲に合わせての踊り、教員の途中参加もあり、大変盛り上がりました。

 合唱コンクールは3年2組が最優秀賞を獲得しました。広々とした武道館での実施により、ゆとりをもって活動できました。観客席も多く、ご来場の方々にも満足いただけたのではないかと思います。今後、事後アンケートをとり、次年度開催に向けての参考にさせていただく予定です。

 なお、10月30日(月)から11月1日(水)がフリー参観、同2日(木)が参観日となっております。その期間には、習字や美術作品、地域伝統芸能で製作したの「えりもの」や「しめ縄」等を校内に展示しますので、気軽に足を運んでいただければと思います。

 実行委員長の話

 「今日は英語暗唱・弁論、国語弁論、合唱、地域伝統芸能、吹奏楽の発表お疲れ様でした。英語暗唱・弁論と国語弁論では代表者の皆さんが堂々とした素晴らしい発表をしてくれました。

 合唱では、1年生は初めての合唱でしたが、声がよく出ていて元気をもらえるような合唱でとても良かったです。2年生はトップバッターで緊張したと思いますが、ハーモニーがとてもきれいで一体感のある合唱でした。3年生は強弱などの工夫が見え、歌詞の意味をよく考えて歌っているのが伝わってくる合唱でした。どのクラスもそれぞれの個性がよく出ていて素晴らしかったです。

 地域伝統芸能では皆さんが地域の伝統を学びながら、練習してきた成果が存分に発揮されていました。

 吹奏楽部の皆さんの演奏はとても迫力があり、見ている人たちが楽しめるような演奏でとても素晴らしかったです。

 今回の紅葉祭は地域伝統芸能の発表や武道館での開催で慣れないことも多かったと思いますが、皆さんのおかげで素晴らしい紅葉祭になりました。ありがとうございました。1、2年生は来年の紅葉祭も素晴らしものになるように頑張ってください。3年生は紅葉祭を通してさらに一致団結できたと思うので、入試に向けて皆で頑張っていきましょう。」

令和5年度西臼杵郡中学校英語暗唱弁論大会

9月25日(月)に西臼杵郡の英語暗唱弁論大会が開催されました。参加した暗唱の部3名、弁論の部2名の高千穂中代表の生徒は、緊張しながらも一生懸命発表してくれました。10月6日(金)の紅葉祭(文化祭)でも発表しましたが、その内容や感想について、紹介します。

【暗唱の部】

               Takachiho junior high school

  1st Grade   Ohara Mao(大原舞桜)

 An excerpt of The Little Prince

The little prince went away, to look again at the roses.

"You are not at all like my rose," he said. "As yet you are nothing. No one has tamed you, and you have tamed no one. You are like my fox when I first knew him. He was only a fox like a hundred thousand other foxes. But I have made him my friend, and now he is unique in all the world."

And the roses were very much embarrassed.

"You are beautiful, but you are empty," he went on. "One could not die for you.

To be sure, an ordinary passerby would think that my rose looked just like you−− the rose that belongs to me. But in herself alone she is more important than all the hundreds of you other roses: because it is she that I have watered; because it is she that I have put under the glass globe; because it is she that I have sheltered behind the screen; because it is for her that I have killed the caterpillars (except the two or three that we saved to become butterflies); because it is she that I have listened to, when she grumbled, or boasted, or even sometimes when she said nothing.

Because she is my rose.

And he went back to meet the fox.

"Goodbye," he said.

"Goodbye," said the fox. "And now here is my secret, a very simple secret: It is only with the heart that one can see rightly; what is essential is invisible to the eye."

"What is essential is invisible to the eye," the little prince repeated, so that he would be sure to remember.

"It is the time you have wasted for your rose that makes your rose so important."

"It is the time I have wasted for my rose−−" said the little prince, so that he would be sure to remember.

 「心でなくちゃよく見えない。もののなかみは目では見えない。」キツネは王子くんにそう言いました。これは、「星の王子さま」という物語の一部分です。みなさんは、この言葉を聞いて、どう思いましたか。私も初めは、どういう意味なのかよく分かりませんでした。ですが、この物語の内容を知ると、その言葉がとても心に響きます。

簡単に内容を説明すると王子くんはとてもとても大切にバラを育てていました。水をやったり、ガラスのおおいに入れたり、ついたてでまもったり、毛虫をつぶしてやったり、もんくとかじまんとか聞いてやったりしていました。しかし、傍から見ればそのバラなんてただのバラです。「心でなくちゃ見えない。もののなかみは目では見えない。」とはこのようなことです。私たちも、実際に起こりうることだと思います。だから、そんな私たちの「行動」だけを見るのではなく、その奥の相手の「心」まで見てほしいと言っているように私は感じました。だから、その狐の思いまで私の暗唱で伝えられるように意識して発表しました。大会のトップバッターということもあり、緊張はしましたが、目線・ジェスチャー・声の強弱で自分のやりたいことはすべて出しきれました。このことをきっかけに、自分も成長できましたし、とても良い経験ができたと思います。

 

Takachiho junior high school

2nd Grade Kai Yuri(甲斐夕莉)

 An excerpt of Charlie and the Chocolate Factory

Charlie burst through the front door, shouting, 'Mother! Mother! Mother!'

Mrs Bucket was in the old grandparents' room, serving them their evening soup.

 'Mother!' yelled Charlie, rushing in on them like a hurricane. 'Look! I've got it! Look, Mother, look! The last Golden Ticket! It's mine! I found some money in the street and I bought two bars of chocolate and the second one had the Golden Ticket and there were crowds of people all around me wanting to see it and the shopkeeper rescued me and I ran all the way home and here I am! IT'S THE FIFTH GOLDEN

TICKET, MOTHER, AND I'VE FOUND IT!'

Mrs Bucket simply stood and stared, while the four old grandparents, who were sitting up in bed balancing bowls of soup on their laps, all dropped their spoons with a clatter and froze against their pillows.

For about ten seconds there was absolute silence in the room. Nobody dared to speak or move. It was a magic moment.

Then, very softly, Grandpa Joe said, 'You're pulling our legs, Charlie, aren't you?

You're having a little joke?'

 'I am not!' cried Charlie, rushing up to the bed and holding out the large and beautiful Golden Ticket for him to see.

Grandpa Joe leaned forward and took a close look, his nose almost touching the ticket. The others watched him, waiting for the verdict.

Then very slowly, with a slow and marvellous grin spreading all over his face, Grandpa Joe lifted his head and looked straight at Charlie. The colour was rushing to his cheeks, and his eyes were wide open, shining with joy, and in the centre of each eye, right in the very centre, in the black pupil, a little spark of wild excitement was slowly dancing. Then the old man took a deep breath, and suddenly, with no warning whatsoever, an explosion seemed to take place inside him.

 ウィリー・ウォンカは、斬新なアイデアでたくさんの子どもに愛されるお菓子を発明してきたが、その成功を妬む者がレシピを次々と盗んだことから、工場を閉鎖した。一方で、工場近くに住むチャーリーは、貧しいながらも両親や両祖父母に囲まれて幸せに暮らす優しい男の子。チャーリーの楽しみは、年に一度誕生日に家族からもらえるウォンカのチョコレートを食べることであった。あるとき、ウォンカは出荷するチョコレートに5枚の「金のチケット」を封入し、そのチケットを見事引き当てた子ども5人を工場に招待し、さらに、そのうちの1人には特別賞を与えるとのこと。チケットを引き当てた4人の子どもは、ドイツ出身のオーガスタス。2人目はイギリスのお嬢様ベルーガ。3人目はアメリカのバイオレット。4人目はアメリカのマイク。主人公のチャーリーは、両親から誕生日プレゼントとしてウォンカのチョコレートをもらったが、残念ながらチケットは入っていなかった。さらに、ジョーおじいちゃんからもう一度チョコレートを買うようにお小遣いをもらい買ったものの、そこにもチケットはなかった。落ち込むチャーリーはある日、道端でお金を拾い、そのお金でチョコレートを再度買うと、そこには5枚目の金のチケットが入っていた。周囲の大人がお金を出してチケットをチャーリーから買い取ろうとするため、チャーリーは家族のためにチケットを売ることを考えたが、家族の後押しで工場へ行くことに決めた。・・・。

<感想>

 初めての大会で、周りの人に圧倒されました。私は声が小さくてジェスチャーがなかったので、この反省点を活かして来年も挑戦したいです。あと緊張しないようにこれからは、いろんなことに挑戦します。自分に任されたことだけではなく、積極的に目立っていきます。

 

Takachiho Junior High School

                                                     3rd Grade Tsuruda Hina(鶴田姫菜)

 

An Excerpt from “Beauty and the Beast”

After dinner, Belle took a tour of the castle. She wanted to go up the stairs to the West Wing. “I wonder what he’s hiding up there,” said Belle. She opened the doors. Everything in the dark room was destroyed. A very angry person had done it a long time ago.

Bell saw a glowing red rose under a glass dome. Some petals had fallen off. She took the dome off the rose and wanted to touch it. Suddenly the Beast entered the room. He put the dome back on the rose and held it tightly.

“I told you never to come here!” yelled the Beast. “Get out!”

Bell was frightened. She ran out of the castle and found Phillippe. She rode in the snow toward the village. All of a sudden, a pack of hungry wolves circled them. They crept toward Belle, bearing their large white fangs. Just then, the Beast appeared. The wolves began to attack him. With a loud roar, the Beast fought off the wolves. The Beast collapsed in pain.

Belle knew this was her chance to escape, but she could not leave him. Belle helped him, but the Beast was angry. “If you hadn’t run away, this wouldn’t have happened,” he cried.

“If you hadn’t frightened me, I wouldn’t have run away,” said Belle.

Then she smiled. “Thank you for saving my life.”

After a while, Belle began to see a change in the Beast. He was kind and gentle now. Even little birds noticed that he was different. They became his friends.

Belle and the Beast were becoming closer. If they could fall in love, the magic spell would be broken. If that happened, the Beast could be human again.

One night, Belle and the Beast dressed up for a fancy dinner. The Beast even remembered his manners. They both had a wonderful time. After dinner, Belle taught the Beast how to dance. They glided gracefully across the floor. The Beast had never been happier. He asked Belle, if she, too, was happy.

 ベルは西塔に行き、ガラスに入った赤いバラを見つけました。しかし、部屋にいた野獣におびえて城を出て行きました。すると、おなかのすいたオオカミに周りを囲まれてしまいました。そこで、野獣がやってきてオオカミからベルを助けてくれました。ベルは野獣をつれて城に戻り、手当てをしてあげました。時間がたつにつれて二人は友達になっていきました。一緒に夕食を食べたりダンスを踊ったりして素晴らしい時間を過ごしました。

<感想>

  私は人前で発表することがあまり得意ではないので、すごく緊張しました。発表する順番が私は最後の方だったので、前の人の発表を聞きながら「私も頑張って発表しよう」と思いました。ですが、いざ自分の順番が回ってくると緊張で足が震えて、セリフが飛びそうになりました。ですが、何日も練習していたから意外と言葉が出てきて驚きました。完璧といえるような発表にはできなかったと感じていますが、自分なりに精一杯やれたのでよかったなと思います。賞は何にも手に入らなかったけど、この大会に出て自分の短所の“自信がないところ”が少し克服できたように感じます。そしてこの経験を今後の活動、生活に活かしていけたらいいなと思いました。

【弁論の部】

              Takachiho Junior High School

                                             3rd Grade Fujitera Mikako(藤寺弥香子)

Why I Learn English

One sunny summer day, while walking home from school, a foreign tourist asked me for directions in English. I love English and would like to study English more, but I couldn’t understand him. I try to study English almost every day, but when it came to putting what I learned into practice, I couldn’t. It was so frustrating.

I became interested in English in junior high school. One day, our English teacher told me that she was able to make many friends during her study abroad and she still keeps in touch with her overseas friends. Hearing this story made me want to be able to communicate in English, too.

English has become the language of the world. About 60 years ago, my great-grandfather ordered an American magazine called “Life” and read it. He said that learning English is important for learning about the world. Although I haven’t met him, I read the magazine from time to time.

When I was young, we had guests from Belarus stay with us. After the Chernobyl nuclear disaster, the guests came to stay with us in Japan to recover after being exposed to radiation. Neither the Belarusian people nor my family could speak English well, so they could barely communicate. If we could have a conversation in English, I think we would have been able to understand each other.

I think the main reason why we learn English is so that we can understand each other better.

Japan also has dialects, and even in Japanese, the words differed depending on the region. It seems that there were regions where it was difficult to understand what was being said. However, now we learn a standard Japanese language that everyone in Japan understands through standardized language classes and textbooks.

In the near future, I think we will enter an era where people from all over the world can understand each other better and better using English. This is why I want to study English.               Learning English is about learning to communicate with others. I want to learn English so that I can connect with others around the world.

Extra sentence

I have passed Eiken level three, and I am aiming to pass level pre-two.

「スピーチ内容」  なぜ、英語を学ぶのか            

 私は学校の帰り道に海外からの旅行者に英語で道を尋ねられ、教えることができず、残念に思った事がありました。

 私が英語に興味を持ったのは、中学生になっての英語の授業で、先生は自分の海外留学でたくさんの人と友達になれたことや、今でも海外の友達と連絡を取り合い、交流を続けている話をしてくれました。その話を聞いて、私も英語でコミュニケーションができるようになりたいと思いました。

 私のひいおじいさんは、英語を学ぶのは、世界のことを知るのに大事だと、六十年くらい前にアメリカの雑誌「ライフ」を取り寄せて、読んでいたそうです。また、私が幼い頃、チェルノブイリ原発事故でベラルーシに避難して、養生している方々をボランティアで家に泊めてあげたそうです。その時、ベラルーシの方々も私の家族もうまく英語が話せず、お互い英単語とジェスチャーで伝えるのがやっとで、とてももどかしい思いをしたそうです。お互い共通語の英語で会話ができれば、もっとお互いのことが分かり合えたと思います。

 なぜ、英語を学ぶのか、それはお互いが言葉で分かり合えるようになるためだと思います。かつて、日本も各地の方言で言葉が違っており、何を言ってるかわからなかったそうです。しかし、学校で教科書による標準語の国語の授業によって日本のみんながわかる共通の言葉を学び、言葉で分かり合えるようになりました。

 次は、英語で世界の人たちと言葉で分かり合える時代になると思います。そのようなこともあり、私は、英語を勉強したいと思いました。英語を学ぶのは、「コミュニケーション」、感情や意思を伝え合うためだと思います。話すとき、必ず相手がいます。相手のことを思いやる会話ができる英語を話せるように頑張っていきたいです。

「スピーチの理由」

 私は、英語が大好きです。私の英語に対する思いや、英語を学ぶ必要性を大好きな英語にのせて伝えたかったからです。

「話してみての感想」

 当日を迎えるまで先生方のご指導のもと、たくさん練習を重ね頑張ってきました。本番では、とても緊張しましたが、楽しく、自分らしいスピーチをすることができ良い経験になりました。

 

Takachiho Junior High School

                                                   3rd Grade Nakao Sakura(中尾咲楽)

Connecting the Future

Imagine a rice ball made from freshly harvested rice. Each grain of rice sparkles and you can see steam rising from the heat. What kind of expression do you think your face would make if you saw this rice ball in front of you?

I love rice because it gives me energy and courage. Last summer, I participated in the JA sponsored “Rice and Me” painting competition. I drew myself eating rice with great enjoyment. The table I am eating on is likened to a rice terrace with a transparent water surface. The beauty of the gradually expanding rice fields are faithfully represented in detail. I was filled with happiness when I was awarded the prefectural gold medal. Maybe my face made the same expression as when I eat rice.

Since I was born and raised in Takachiho, the scenery here has always felt normal. Now that I’m a little older, I would like to think about what we can do to protect the heritage and traditions of our predecessors. I still can’t forget the feel of the mud and the fun I had planting rice as a toddler and elementary school student. If possible, I would like to plant seedlings together with farmers. I want to see them grow and experience the joy and difficulty of actually running a farm. I want to tell as many people as possible about the feeling and wonder of terraced rice fields, not only in Japan, but all over the world. Foreign tourists from around the world visit Takachiho every day in search of healing and inspiration. It’s a great opportunity to convey the charm of terraced rice fields. I hope to talk with them to promote understanding.

The terraced rice fields I drew at this time are the “Tochimata Rice Terraces” in Takachiho, which I see on my way to and from school. The terraced rice fields of Takachiho were certified as a Globally Important Agricultural Heritage System in December 2015. It has also been selected as one of the top 100 terraced rice fields in Japan. A 500 kilometer irrigation canal is absolutely indispensable for these terraced rice fields. From the Meiji to the Taisho eras, our ancestors worked hard and devoted their lives to build this. I believe that our predecessors did not focus on short-term profits, but rather focused on their children, grandchildren, and the future of Takachiho. Not only do the irrigation canals supply the rice fields with vital water, but they also prevent landslides by catching rain and protecting the lives of rare creatures that can only be seen here. Since the Muromachi period, more than 800 years ago, “Kagura,” an intricate dance to pray for bountiful harvest and unique to the region, has become an important tradition in the culture.

“The future is not far away. The ‘future’ is in the ‘now’.” These are the words of Africa’s ‘Mother of the Green Earth’, Wangari Maathai. At the G7 Agricultural Ministers’ Meeting held in Miyazaki in April this year, high school students from the prefecture presented their proposals to the world, which received a great response. As Ms. Maathai said, the future of Takachiho depends on us, the younger generation. What we, who will live in the future, must do is protect the scenery here and continue to make efforts to preserve it for future generations. As someone born in this land, I promise to do everything I can to protect this world-class heritage.

 弁論の内容

私たちの住んでいる高千穂には、世界農業遺産に認定されている「棚田」があります。そんな棚田の風景を私はいつしか当たり前のように感じていました。そこで(私に勇気や元気を与えてくれる棚田、そしてここにしかない遺産や伝統を守るために、私たちに出来ることは何か。)を考えました。高千穂の棚田の歴史や素晴らしさを改めて知り、今を生きる私達に託されたものは何かを深く考えました。

 なぜこの内容にしたのか。

・私はお米を食べることが大好きだから。

・季節ごとに移り変わる棚田の美しい景色にいつも元気をもらっているから。

 弁論大会が終わっての感想

今までコツコツ練習してきたことに自信をもって、堂々と楽しく自分の想いを伝えることが出来ました。結果は優秀賞で目標の最優秀賞には惜しくも届かなかったけど、すべて出し切ったので悔いはありません。このような結果が取れたのは、弁論大会に出るにあたって沢山の方々が支えてくれたおかげなので、感謝の気持ちを胸に、また次の目標に向かって全力で努力していきたいです。

【学校の様子】第2学期始業の日~各係より~

 始業式の後、熱中症やコロナ対策として、2学期の各係からの指導事項は、Zoomによるオンライン方式で実施しました。

 学習部から、夏休みの課題提出等についての説明のあと、保体部からの説明でした。右は、給食着の廃止に伴って、各自が準備したエプロンや三角巾(バンダナ等)の着用の例として、示した映像になります。そして、下記が本日の着用の様子になります。これまでおよそ100枚近くの給食着を時には修繕しながら管理してきましたが、かなり傷んでいたため、この機会に各自での準備・管理とさせていただきました。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 続いて、生徒指導部よりの連絡は以下のとおりです。

 終業式にお話ししましたが、よく遊び、よく学ぶことのできた、実り多い夏休みになったでしょうか。そして、今までよりも成長した自分になることはできたでしょうか。本日から、様々な行事のある2学期がスタートします。成長したみなさんたちをいろいろな場面で見ることができることを楽しみにしています。

 1学期の終業式に先生からは3つのことを守って欲しいということをお話ししました。覚えているでしょうか、「命を守る」「人権を守る」「可能性を守る」の3つです。この3つのことは、夏休みだけでなく、今後も継続して守れるようにして欲しいと思います。「命を守る」についてですが、先週の金曜日にも保護者の方々に連絡しましたが、通学路の一部区間が、夏休み中の大雨によって、崩落している部分があり通行止めになっています。学校周辺では、プリエール高千穂の近くと、くしふる神社の近くのトンネル付近になります。くしふる神社そばのトンネル付近については、歩行者通行止めになっているので、通学の際、利用しないようにしてください。プリエール高千穂付近についても、同じように歩行者通行止めとなっています。プリエール側の歩道を利用せず、高千穂神社側の歩道を利用してください。また、興味本位に崩落現場付近に近寄ったりして、自分の命を危険にさらすような行為は絶対に行わないでください。

 次に「可能性を守る」についてです。このあと、身なり検査が各学年の教室で行われます。これぐらいのことでなぜ注意を受けるのかと考えるのではなく、考え方を少し変えてみて、自分はこれぐらいのことさえ守れないのかと考えると、注意を受けたときの感じ方も変わってくると思いますので、そのような意識で身なり検査に臨んでください。また、この身なり検査は、皆さん達の可能性を守るために行っています。生徒の皆さんと先生で協力して、高千穂中学校の全ての生徒の可能性を守っていきましょう。

 様々なことにチャレンジし、自分自身を成長させることのできる2学期にしてください。

最後に、教務部からの連絡でした。主に下記についてです。

① 時間割の固定化

 今学期から、時間割を固定化し、計画的に学習できるようにしています。各担任の先生からも連絡があると思いますが、本ホームページの右側「MONTHLY SCHEDULE」にも掲載しております。

② 校時程の改善

 生徒と向き合う時間の確保を主な目的として、本年度PTA総会の折にもお話ししましたとおり、新校時程(案)ができましたので、今学期検証します。

詳細はこちらから

新校時程について.pdf

校時程①.pdf

校時程②.pdf

 

【学校の様子】第2学期始業の日

 本日、令和5年8月28日(月)、2学期がスタートしました。前日のPTA奉仕作業のおかげで、校庭がスッキリし、期待以上に生徒の元気で爽やかな朝の挨拶で、夏休みの疲れもいつのまにかなくなり、2学期がとても楽しみになってきました。

 男子バレー部のサマーフレッシュ大会優勝を筆頭に、多くの表彰も行われ、地区秋季大会がますます期待できます。

 始業式では、4名の代表生徒が発表をしてくれました。

1年生代表 興梠妃菜 「2学期に頑張りたいこと」

 中学校に入学して、約5か月が過ぎました。1学期では、体育大会や生徒総会、期末テスト等があり、自分自身とても成長できたと思います。

 さて、今日から2学期が始まります。2学期には紅葉祭や生徒会役員選挙、ロードレース大会があります。たくさんの行事があるこの2学期で私が頑張りたいことは、紅葉祭で、クラスで気持ちを合わせて合唱することです。1年2組はとても元気で明るいクラスですが、全員で何かをする機会があまりありません。だから、クラスで気持ちがまとまらないことが多々あります。合唱は気持ちを合わせて歌わなければ人の心に響きません。紅葉祭の合唱で、クラスの気持ちを一つにしてクラスの一体感を深めたいです。

 また、2学期になると勉強がもっと難しくなります。1学期の期末テストでは思っていたような点数がとれず、とても悔しい思いをしました。だから、2学期では今日の授業で習ったことの復習と明日の授業で習う予習をしっかりしてテストに臨みたいと思います。1学期では復習はしていましたが、予習はしていませんでした。予習をすると授業中にその復習ができ、もっと授業に集中できると思います。だから、復習と予習をしっかりして、1学期の期末テストより、良い点数をとりたいです。

 他にも2学期には、ロードレース大会があります。私は小学生の頃からロードレース大会が好きではありません。長い距離を走るのはとてもきついからです。しかし、小さな目標でもつくって前向きに頑張ろうと思います。例えば、「そこまで頑張って走ろう」「坂を登り切ろう」等の目標を積み上げて、ポジティブに走って行こうと思います。そして、苦手なことでも諦めずに最後まで走りきりたいです。

 このように、2学期にはたくさんの行事があります。一つ一つの行事に一生懸命取り組み、楽しい2学期を過ごしたいです。

2年生代表 甲斐智也 「2学期を充実させるために」

 僕が2学期を迎えるにあたって、学年と自分自身で頑張りたいことをいくつか考えました。

 まずは学年のことです。僕のクラスでは、授業中の発表が少なく、特に1時間目の授業では、発表する機会があるにもかかわらずしない人がたくさんいます。そのため、先生から「元気がない!」「もっと声を出して・・・」等と言われることがありました。2学期では発表した回数を競うなどの工夫をして、少しでも多く発表する人が増えるように頑張りたいと思います。

 次に休み時間の在り方です。僕ら2年生は休み時間の移動教室で遅れてしまった日がありました。2学期では校時程が変わり、時計を見て行動する力が必要になるため、初めから自分たちで動いて、授業に間に合うようなクラスにしていきたいです。1学期に学年で頑張ることを話し合い、対策案をとりましたが、1学期中盤ということもあり、対策が上手くいったのか、改善した方が良いのか、まだ分からないため、2学期でしっかりと行っていきたいです。ただ、2学期になるとすぐに学級委員長を交代する時期になるため次の学級委員長がやりやすいようにし、しっかりと引き継ぎをしていきたいです。

  最後に、自分自身のことについてです。僕はこれまで夏休みに入ると、まだけっこう時間があると思って油断してしまい、あっという間に最終日が近くなって、慌てて宿題をしたという経験があります。そこで、今年は意識することで早く宿題を終わらせることができました。このように、今のうちから3年生への準備をしていきたいです。そして今、部活動でも2年生が主に動いています。他にも今後は私たち2年生が中心になって活動することが多くなるため、日頃から行動することを心掛けたいです。

 3年生ではテストや勉強も難しくなります。僕は勉強が苦手なので、今のうちからレベルの高い勉強ができるよう一つ一つの授業に集中したいです。そして、3年生になったとき、勉強面で困らないように今を頑張り、後で振り返ったときに成長したなと感じられるように心掛けたいです。

3年生代表 甲斐耕太郎 「夏休みの振り返りと二学期の目標」

 皆さんは、夏休みをどのように過ごしましたか。私は中学校最後の夏休みを勉強はもちろん、仲間と楽しく過ごすことや生活習慣を乱さないことを自分で決めて頑張りました。 

 勉強では、まず、課題を早く終わらせ、9月の実力テストに向けて努力しました。高千穂高校で開催された夏季特別講習に参加し、苦手な応用問題を高校生や塾の先生に丁寧に教えてもらいました。また、過去問を繰り返し解き、分からないところを家族や友人に確認し工夫しながら勉強をしました。

 次に生活習慣では、早寝早起きを心掛けました。具体的に時間を決めて努力しましたが、なかなか計画どおりに過ごすことが出来ませんでした。私は自分にあまい部分があるので、これからは、もっと自分に厳しくしていきたいです。もう一つ、生活習慣で頑張ったことがあります。それは、毎日、外に出て体を動かすということです。私は部活を辞めてから体を動かす機会が極端に減りました。中学生最後の夏休みでもあったので、なるべく外に出て体を動かしました。友人を誘い好きなバスケットボールをして汗を流し、思い出もたくさんつくることが出来ました。

 最後に、2学期の目標について話そうと思います。

 一つ目は、紅葉祭の合唱コンクールでクラスのみんなと協力し合い、体育大会のように心を一つにして悔いの残らない結果を残すことです。私は合唱コンクールで賞をとったことがないので最後の合唱コンクールで賞をとってみたいです。これまで以上に、素晴らしい紅葉祭にしていきましょう。

 二つ目は、勉強です。受験生として山場となる2学期が始まります。自分に合った受験までの学習の計画をしっかり立て計画的に勉強に取り組みたいです。そして、日々の授業でも一学期に引き続き授業態度を良くし積極的に発表し友人や先生に相談しながら学力を向上させ、必ず志望校に合格できるようにしたいです。

 2学期は、勉強面でも生活面でも、気を引き締め、しっかり目標を達成させ、受験生として自覚をもって生活したいと思います。そして、高千穂中でよかった、このクラスでよかったと笑顔で卒業できるよう、中身の濃い充実した2学期を過ごしたいです。

生徒会代表 中尾 咲楽 「2学期に向けて」 

 皆さん夏休みは楽しかったでしょうか。今日からいよいよ2学期が始まります。2学期は一番長い学期で色々な行事があり、3年生にとっては受験前のとても大切な時期となります。これから忙しい日々が続くと思うので、まだ疲れが残っていたり生活リズムが乱れていたりする人は自分をうまくコントロールし体調を整え、学校生活に一生懸命励めるようにしましょう。

 1学期は新しい先生方や1年生が入学し、慣れないことも多い中、協力し合いながら体育大会や生徒総等、全ての行事に精一杯取り組みました。一つ一つの行事をみんなで乗り越えることで、学級、学年そして高千穂中全体での一体感が出てきて、何事にも取り組みやすい良い雰囲気が出来てきたと感じます。

 9月21日(木)には「生徒会選挙・立会演説会」が行われます。これは立候補者の演説を聞き、これからの高千穂中を担う者としてふさわしいと思う人に投票するものです。皆さんの一票でこれからの学校生活が変わります。真剣に考え、今後の高千穂中を私たちの力で築いていきましょう。

 さらに10月に入るとすぐに紅葉祭が行われます。今年も一クラス一曲合唱を行います。朝の会を中心に、合唱の練習をすると思うので、日々の積み重ねを大切にし、本番で納得のいく発表ができるよう、頑張りましょう。

 どの行事も中心となる委員会の方々が、積極的に準備や片付けに取り組んでくれます。しかしその委員会の人達だけが動くのではなく周りの人達でサポートし合いながら、みんなで一つの行事をつくっていく、そんな学校にしていきたいと思います。これから勉強に部活と大変な日々が続くと思いますが、行事にも全校生徒で全力で取り組み、高千穂中を更に盛り上げていきましょう。

 

校長先生からのお話は以下のとおりです。

 おはようございます。1学期の終業式はコロナや熱中症対策で、オンラインでの実施でしたね。そのとき私もコロナに感染していましたので、こうやってみなさんと会うのも久しぶりとなります。国内では様々な事故が相次ぎ、心配していましたが、本校では大きな事故やけがもなく、今日みなさんの元気な顔を見ることができてとてもうれしく思います。

 さて、いよいよ2学期が始まりました。先ほど4名の代表生徒が発表してくれました。ありがとうございました。

~生徒代表2学期の抱負に関する講評(各発表参照のこと)~

 2学期は3年生の進路学習がいよいよ本格化します。自分ことですので、まずは、自分自身でしっかり考えてください。そして、先生方の指導をしっかり受けて、悔いのないようにしていきましょう。中体連の秋季大会もありますね。1,2年生で参加する大会です。目標は考えていますか。それでは、その目標を達成するためにどのように日々の練習に参加すればよいか、考えてみましたか。2学期の学校行事としては「紅葉祭」があります。中心は合唱コンクールになると思いますが、クラスの一員として、どうすべきがしっかり考えて、行動してください。 

 さて、これからみなさんに2つのことをお話しします。

 1つ目です。みなさんは「自主性」と「主体性」との違いがわかりますか?自分でちょっと考えてみてください。「自主性」とは、自らが率先して行動することです。 一度言われたり教えられたりしたことを他人から言われる前に、率先して行動できるという意味合いがあります。「主体性」とは、自分で考え、判断して行動することで、多くは責任をともないます。この点について、みなさんの可能性と関連付けると、「自主性」は、言われたり、教えられたりしたことをすることですので、最高が100%になります。それに比べて「主体性」は自分で考えることから始まるわけですから、可能性は無限大だと思います。社会に出ると「考えて」行動しなければならないことが、今以上にどんどん多くなると思います。ですから、みなさんは、様々な「やるべきこと」一つ一つについて、まずはしっかり自分で「考えて」ください。そして、自分で「判断」して、その後、「良かれ」と思ったことをやると自分で「決断」して行動しましょう。もちろん途中で誰かに相談するのも構いませんが、最終的には自分で行うことです。

 次に2つ目ですが、「信用」と「信頼」の違いはいかがですか。「信用」は条件付きで信じること。「信頼」は無条件で信じることだと思います。先生はこの「信頼」をお薦めします。人には誰でも何らかの欠点や弱点があるものです。ですから、それをいじめにつながるようなきっかけにするのではなく、それらをすべてひっくるめて、その人の存在そのものをすべて認め、尊重する雰囲気をつくってください。人としての最低限のプライドはもってくださいね。また、このことに限らず、心配なことや不安なことがあったら、すぐに相談してください。担任以外の先生でも構いません。一人で抱え込まないようにしてください。

 今日から行事の多い2学期が始まります。いろいろな関わりがあります。何事もまずは自分でしっかり考え、判断し、決断して行動するように意識しましょう。充実した2学期にしてください。終わります。

不審者対応避難訓練

 不審者が学校に侵入した時を想定して、教師が生徒を混乱させず、安全な場所へ避難誘導をしたり、不審者への具体的な対応ができるようにしたりすることをねらいとして、高千穂警察署職員3名の方々を講師として招聘し、実施しました。

 1年生の教室に移動し、授業担当の職員、職員室待機職員、生徒役等に分かれ、訓練しました。

 本番さながらの不審者役(警察署の方)に訓練そのものにも緊張感があふれ、有意義な研修ができたのではないかと思います。不審者役の制圧にも、つい熱が入り、窓ガラスを破損させてしまう場面もありましたが、ケガもなく、一安心したところです。

 不審者が刃物を所持しているという想定で、実際に警察署や教育委員会へ連絡をする等、限りなく本番に近い状態で行いました。

 後半は、会場を体育館に移し、さすまたの使用方法について学習しました。最優先は生徒の身の安全を確保することです。できればこういう事件が発生しないことが一番よいのですが・・・。

 いよいよ来週から、2学期がスタートします。始業の日に子どもたちの元気な姿が見られることを楽しみにしております。

命の大切さを考える講演会

 7月5日(水)の午後、「命の大切さを考える講演会」を実施しました。これは、本校の教育目標である「心豊かで知性にあふれ、たくましく伸びる生徒の育成」を具現化していくため、自分・他人の命を守る、大切にする重要性を理解させることをねらいとしています。

 今年の講師は、岩倉ひとみ先生でした。看護師として勤務後、IT関係の民間企業に就職し、宮崎市内の小学校で情報アドバイザーとして勤務の後、現在は、飲食業を営むという異色の経歴の持ち主です。

 看護師の資格を生かした「生命誕生」の話から始まり、岩倉先生のお子様の「誕生秘話」、先生ご自身の学生時代の「体験談」、「命の大切さ」等について話をしてくださいました。

 生徒会から、

「今日は僕たちのために命の大切さについて講話をしていただきありがとうございました。この講話を聞いて、僕たちの生活を見直すきっかけになりました。相手の受け取り方次第で、自分はそう思っていなくてもいじめになってしまうと思うので、言葉や行動をしっかり気を付けて生活していきたいです。今日は本当にありがとうございました。」御礼の言葉をお伝えしました。なお、生徒の感想文については、後日、岩倉先生へ届けるように計画しています。

学校から、あらためて御礼の連絡を差し上げたところ、以下の返答をいただきましたので紹介します。

 

岩倉です。

昨日は大変お世話になりました。

貴重な経験をさせて頂き感謝申し上げます。

講演時間が長引いてしまったことなど帰途に一人反省会をしておりました。

帰宅してから仕事の準備をして仕事をし、先程まで爆睡しておりました

~中略~

余談ですが、高千穂中学校の生徒さん達の話を聞いて頷く姿を夢でみました。とても素直な生徒さんで気持ちよく講演をさせていただくことができました。

あらためてありがとうございました。

岩倉 ひとみ

 

 以前にも紹介しましたが、本校では、子供たちが互いに思いやり、助け合い、支え合いながら人間関係を育むピア・サポート活動に取り組むことで、人権感覚を向上させ、いじめや不登校等の未然防止を図っています。本校が、子供たちにとって安心安全な楽しい学校になるよう、これからも努力していきます。

6月 全校集会

 6月の全校集会で、地区中学校総合体育大会の表彰を行いました。団体優勝こそ減ってしまいましたが、入賞者が多く、壇上での表彰は1位の生徒に限定させていただきました。そして、県大会や新たな目標に向けて次のような話をしました。

およそ3年ぶりに、コロナ禍による制約が何もなく、大会が開催されました。先生は可能な限りみなさんの試合を見てきました。残念ながら、多くの優勝旗を手放すことになってしまいましたが、それぞれ全力を出し切れたのであれば、十分なのではと思います。

さて、『徒然草』という随筆がありますが、その中に「二つの矢」という話がありますので、紹介します。

「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後(あと)の矢をたのみて、始めの矢になおざりの心あり。毎度ただ後(あと)の矢なく、この一矢にさだまるべしと思え。」

これを現代語に訳すと

「初心者が二本の矢を持ってはいけない。なぜなら、次の矢があるからと、一本目の矢に気合いが入らなくなるからです。いつでも一本目の矢で決めようと思いなさい。」という意味だそうです。

この話は部活動の毎日の練習につながる内容です。「今日は少し手を抜こう、明日の練習でがんばればいいさ。」そんな甘い気持ちで取り組んでいる人は、残念ながら、なかなか成長できません。「今の練習が大事だぞ。これをがんばれば、きっと大会で力が出せる。」そういう気持ちで取り組む人は、一歩一歩確実に成長します。次の大会に向けて、心の準備ができていますか?どうしたら自分の力を生かすことができるか、その見通しがたっていますか?顧問の先生やコーチの言葉をどれだけ信じて最後の練習に集中して取り組めるか・・・。そこに大会で力が出せるかどうかの分かれ目があります。仲間を信じ、自分を信じ、迷いのない、精一杯のパフォーマンスができるといいなと思います。またこの話は、部活動が終了してしまった生徒にも当てはまる言葉です。結果をしっかりと受け止めることができましたか。新たな目標をたてましたか。みなさんの活躍と成長を心から期待しています。