日誌

附属中のできごと

3年生送別行事~3学年で交流~

3月8日(金)卒業論文発表会の後の時間は、清泉会執行部が企画・準備した「3年生送別行事」3時間目~6時間目の4時間の時間を使って行われました。今回の内容は、交流会やメッセージ集会で、全て学年の枠を超えて行われました。午前中に行われたのは「交流会Ⅰ・Ⅱ部」で、それぞれの希望に合わせて、トランプ・UNO、映画、百人一首、人狼ゲーム、オセロ・将棋に分かれ楽しみました。異学年で将棋やUNO、百人一首等で対決したり、車座になって座り、「人狼(嘘をついている人)」を探したり。みんな穏やかな表情で過ごしていました。午後の時間は「交流会Ⅲ部」。午前中と変わり、今度は体を動かして取り組む内容です。ドッジボール、バスケットボール、体を動かすミニゲームの三つに分かれて汗を流しました。体育館のバスケットボールやドッジボールはどんどん交替しながらテンポよく進んでいきます。シュートがうまい人、ボール回しがうまい人、強いボールを投げられる人、ボールに当たらないように身をかわすのが上手な人……。いつもの教室の表情とは違った一面が見られました。義友会館では、工夫した活動が行われました。協力して新聞をどれだけ高く積み上げられるかを競ったり、風船バレーで楽しんだり。アイディア一杯の活動でした。この日の一番最後には、全学年が義友会館に集い、3年生へのメッセージ集会が開かれました。全員でクイズに取り組んだあとは、文化清泉会が中心になって全校で取り組んだ1年間のスライドが流れ、みんなでこの一年を振り返りました。ラスト、下級生から3年生へのメッセージがプレゼントされました。3年生は3年間、特に最上級生としてのこの1年間、泉附の顔として本当に頑張ってくれました。感謝の思いで一杯です。そんな気持ちが、1・2年生から伝わってきた1日でした。清泉会執行部の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業論文発表会開かれる

3月8日(金)1・2時間目に、本年度の自然科学探究研究発表優秀者による卒業論文発表会が開かれました。今回の発表会では、3年生の優秀者5名が発表しました。それに先だって、1年生からも1名の自然科学探究研究発表優秀者が発表しました。発表者とテーマは次の通りです。(発表順に記載)

  ① 自然科学探究発表(1年生)  重留悠吾さん

        テーマ:なぜ放置したプールは緑色になるのだろうか

  ② 卒業論文発表(3年生)   山元紗羽さん

        テーマ:肌の乾燥を防ぐには

  ③ 卒業論文発表(3年生)   弓削匡平さん

 


        テーマ:チンダル現象の起こる条件

  ④ 卒業論文発表(3年生)   重留啓秀さん

        テーマ:動物の骨の不思議

  ⑤ 卒業論文発表(3年生)   川崎蒼士さん

        テーマ:表面張力を測る~人間が水の上を歩くためには~

  ⑥ 卒業論文発表(3年生)   満永由師さん

        テーマ:環境にやさしい除草剤を作りたい

附属中生全員が一堂に会し、それぞれの発表を聞きました。1年生は、研究を始めて1年に満たないくらいの期間ですが、自ら足を運んで具体的に動いて研究調査を進めた内容を上手にまとめていました。3年生は、2年間かけて研究した内容ですから、より深く濃い発表となっていました。課題から次々と新たな課題を見つけ、弛まず実験を重ねて追究した研究は聞き応え・見応え抜群です。また、3年生は8,000字を基本とした論文を書き上げていますので、その内容をどう分かりやすく伝えるかも大切なところです。どの発表者も写真やグラフ・表と行った資料を上手に用い、聞き手を納得させる発表でした。総じて、諦めることなく継続し研究し続ける姿勢はとても大切だと分かりました。この発表会には、高校の理科の先生、総括教頭先生など数名が見にきてくださっていました。来年度、3年生は総合的な探究の時間で、高校での探究についてより発展的に学習したうえでグループ研究に取りかかります。1・2年生はそれぞれ進級し、どちらも卒業論文に関わっていきます。今回の発表会は、これからの「探究」に向けて、自分の取り組みに還元できるすばらしい機会となりました。発表してくれたみなさん、ありがとうございました。

 

 

 

  

 

三寒四温…春の雨

2月下旬から、朝・晩に冬の寒さが残る晴れの日と、水気をたっぷり湛えた空気の中に降る温い雨の日が交互にやってくるようになりました。冬に現れるこんな天候をさして「三寒四温」とはよく言ったものです。そんな3月を迎えたばかりの3月4日(月)~7日(木)の期間、令和6年度高校一般入学者選抜検査の準備・実施などに伴い、生徒は自宅学習となっています。5日(火)、一般入学者選抜検査の1日目は朝から結構な量の雨が降り、受検生のみなさんは傘の花を咲かせ会場である泉ヶ丘にやってきました。2日目は雨落ちてきませんが、どんよりとした空が広がっていました。しかし、そんな空模様なんて気にならないくらい、受検生のみなさんの「泉ヶ丘に進学したい」という熱い思いが、受検に臨む真摯な態度からひしひしと伝わってきて、心地よい緊張感のある日々が続きました。校舎の外を見ると、図書館前の桜の木は芽を膨らませ、赤い椿の花は次々と花をひらいています。もてる力、努力の成果が十二分に発揮できた2日間になれば、と思います。合格者は、3年生にとっては来年同学年として過ごす人たちですし、1・2年生にとっては尊敬すべき高校の先輩となる人たちとなります。「泉ヶ丘」を目指して全力で頑張っている人たちがいます。「泉ヶ丘」生として、自宅学習期間も含め、負けないように地道な努力を続けましょう。

 

 

3年生、学習会に参加する

3月に毎年行われている学習会ですが、今年は3月3日(日)に南九州大学で行われました。高校1・2年生の理数科生と、普通科と3Aの希望者が標準コースと応用コースに分かれて学習しました。北九州予備校の先生方が熱く、わかりやすく講義してくださり、この日だけでかなり前進できた手応えを感じた生徒が多かったようです。予習として取り組むことになっていた課題も、レベルが高いものだったようですが、講師の先生方が長年の経験で得たコツやアドバイスを教えてくださり、考えていくヒントをもらったようでした。

   

東京大学教授講演会が行われました

従前からお知らせしていた、東京大学教授による講演会3月2日(土)に本校義友会館で行われました。高校理数科1・2年生、中学生やその保護者の方にも呼びかけられ、附属中学校からも積極的に参加した人もいました。講義をしてくださったのは、東京大学工学部長の加藤泰浩教授で、「みんなで未来を拓いていこう 〜工学は未来を拓く〜」と題して、東京大学工学部各研究室の研究内容紹介を通して工学部の魅力などについてご講演されました。大変ためになる話ばかりで、工学に対する印象が変わった生徒や東京大学に興味を抱いた生徒も多かったのではないでしょうか。附属中から後々東京大学に進学した先輩もいます。また、3年生での修学旅行の大切な体験の一つが東京大学で受ける講義となっています。国内最高学府での学びを、早くから視野に入れておくこともよいことです。加藤先生、ありがとうございました。