日誌

附属中のできごと

第76回都城泉ヶ丘高等学校卒業式挙行される

朝、見上げれば透き通るような空。時間が経つにつれ少しずつ雲も出てきて、日が差さない分冷たい風を感じる日となりましたが、幸いにも雨は落ちてきません。3月に入りました。都城泉ヶ丘高等学校では3月1日(金)第76回卒業式を迎えました。感染症等の影響により昨年度までの数回は卒業生と保護者、職員を主な出席者として卒業式が行われてきましたが、本年度は久しぶりに来賓をお迎えし、在校生、附属中学校生徒が参加しての式となりました。来賓、保護者、在校生、附属中学生、職員が待ち受ける中、1組から順に卒業生が入場してきました。今年の卒業生は273名。3年間の課程を終え、高校を巣立っていきます。理数科の附属中の先輩方は6年間の「泉生活」と別れを告げることになります。国歌斉唱の後、いよいよ卒業証書授与。担任の先生が心を込めて名前を呼び、一人一人返事をしてその場に立ちます。学級毎に全員の名前が呼ばれ、代表が証書を受け取ります。一人一人が晴れやかな卒業の姿を披露していました。校長先生式辞では、これまで培ってきた知識・ものの見方・探究心を常にアップデートすること、自分の信念を貫き果敢に挑戦し失敗してもしなやかに立ち直るレジリエンスをもつことの大切さを話してくださいました。新川和江さんの詩「千度呼べば」、中山大三郎さんが作詞された「人生いろいろ」など、親しみやすい例を示されながらのお話でした。在校生送辞の代表は附属中の先輩である高校2年生牧誠一郎さん。日常の勉学等に地道に励んでこられたからこそ行事等に全力を尽くすことができる、と卒業生の根底にある姿をしっかりと伝え、変化を恐れず新しいことに挑戦していくことを教えてくれた先輩方に感謝の気持ちを述べました。卒業生答辞は生徒会長を務めていた黒肱博太郎さん。多くの行事の思い出、そして部活動を通して学んだこと、先生方の温かい言葉、ここまで育て支えてくれた両親への感謝など、卒業に当たっての素直な思いを伝えました。附属中生も参加して歌う卒業式の歌。「仰げば尊し」「蛍の光」。昔から歌い継がれてきた歌ですが、言葉と旋律の美しさが厳かな式場全体を包み、心に響きました。校歌斉唱は、卒業生が校歌を歌う最後の機会です。卒業生・在校生・附属中学生全員で心を込めて高らかに歌い、卒業を祝いました。第76回卒業式は、見事な式でした。半月後には附属中の第12回卒業式が行われる予定です。高校に倣い、すばらしい式で3年生を祝いましょう。

 

 

「仰げば尊し」「蛍の光」を練習する

3月1日(金)に行われる高校の卒業式では、久しぶりに卒業式の歌が全校で歌われることになりました。中学生は音楽の授業がありますが、高校生は音楽を選択した人しか授業で歌を歌う機会がありません。ですから、2月28日(水)6時間目から、中学生全員高校1・2年生卒業式の歌の練習をしました。歌は「仰げば尊し」「蛍の光」の2曲です。中学2・3年生は、3学期になっての音楽の授業で1回は練習し、1年生は全く初めて歌う、という状態でした。以前はどの学校でも当たり前のように歌われていたこの2曲ですが、今の中学生にとっては全く新しい曲です。歌詞も文語調になっているので、なかなか覚えるのが大変です。2回ほど練習した生徒たち、最初はおそるおそる歌っている感じでしたが、2回目にはずいぶん声が出るようになりました。本番までに前日2月29日の予行練習でもう一度歌う機会があります。短い期間ですが、できるだけ覚えて心を込めて歌い、高校3年生へのお祝いとしましょう。流れる懐かしくも美しいメロディに、深い言葉に、その場にいた先生方は感慨深げでした。

 

Cタイム 英語で実験教室「Ooho」づくり

令和6年2月28日(水)3時間Cタイムに「Ooho」づくりの実験を行いました。Lesson10のRead内容が「Let’s drink and eat Water Bubbles」というタイトルで、SDGsに関連づけながら、自分たちにできることは何だろう?と考えていく学習になっています。2019年のロンドンマラソンで実際に導入された「Ooho」を作ってみよう!ということで、アルギン酸ナトリウム水溶液、乳酸カルシウム水溶液を使いながら、Water Bubbleを作っていきました。今日は都城工業高校からマシュー先生もお招きし、ブレンダ先生エリクシス先生と協力しながら授業をしました。1Aの生徒たちも、初めて触れるWatter Bubbleの感覚に驚きながらも、楽しく活動できていました。授業の最後には「What did you do today?」のタイトル英作文に挑戦し、今日の実験のことを英語で表現できていました。実験の準備に協力いただいた鳥取先生、ありがとうございました。

         

3年生、高校2年生学習成果発表会に参加する

2月28日(水)2時間目~5時間目に、高校生が高1~高2にかけて総合的な探究の時間に研究を進めてきた高校2年生による「課題研究」(理数科)と「郷土探究」(普通科)の学習成果発表会が行われ、中学3年生も高校生と共に参加しました。2時間目にはこの発表会についてのオリエンテーションが義友会館で行われ、それに参加した後に体育館移動。力作の一枚のポスターを貼った70のブースが設えられており、そこで高校2年生2~6名程度の各班の研究発表を聞き、質問を行います。70種類の発表がありますが、実際に聞けるのは7つの発表となります。中学3年生は、初めて見る全体会場の雰囲気に興味津々の様子で、特に自分たちが中学1年生のときの中学3年生に当たる10期生の先輩方の「課題研究」も積極的に聞いていました。あと2ヶ月もしないうちに高校生となる中学3年生は、個人研究で卒論を仕上げたばかりです。次は、「課題研究」に取り組むことになります。どんな研究に取り組むか、未来を描く参考になったことと思います。

 

 

妻ケ丘地区青少年意見発表会

2月26日(月)都城市中央公民館において、令和5年度妻ケ丘地区青少年意見発表会並びに善行児童生徒表彰式が開催されました。本校からは、3年生の重留啓秀さんが「三年間で得られたもの」と題し、科学の甲子園ジュニアに挑戦した経験を通して得ることができた“失敗を恐れず挑戦する気持ちの大切さ“について発表しました。また、重留さんは、善行児童生徒としても受賞しました。おめでとうございます!