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宮崎県高英研事務局

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会長あいさつ

令和の時代の英語教育

宮崎県高等学校教育研究会英語部会

会長 富髙 啓順(本庄高等学校長)

 

 昭和の時代に英語教育を受けた私が教員になった翌年の1987年(昭和62年)にJETプログラムが始まり、初任校では後にAETやALTとなるMEF(MonbushoEnglishFellow)とのティームティーチングを経験しました。平成元年度からは「オーラルコミュニケーション」科目が導入され、その時の衝撃は大きく、英語教育が変わると感じました。初めてカタカナの科目名を導入するのに苦労されたというエピソードを、当時の教科調査官で後に宮崎大学大学院で教鞭をとられた影浦攻先生から聞かせていただいた記憶があります。

 授業では、新科目についてどのように教えればいいのか、そしてどのように評価すればいいのか皆さん試行錯誤されていた時だったので、2校目に異動したタイミングで同学年の先生方の同意の下、「思い切って」ペーパーテストを実施せずリスニングテストとペアでの会話・プレゼンテーション・インタビューテストなどのパフォーマンス評価とを中心にして評点を算出するようにしました。生徒の英語学習に対するモチベーションは上がり、聞いて話す力も向上したように感じましたが、ALTからは「oralaural力は1年生の最後がピークで2、3年生では伸びていない」と手厳しい指摘を受けたものです。TTは1年生中心で指導内容の統一がしやすかったものの、2年次以降は、そもそもパフォーマンス評価を実施できるような指導内容の確立ができずコンセンサスが得られかったことが主な理由でした。

 令和の時代になった今、社会情勢として大きく変わってきたことの一つは、過去最高を記録する在外邦人、訪日・在留外国人の数であり、今後この傾向はますます強まるでしょう。ICT技術等の発達のおかげで居ながらにして文化的背景や母語の異なる人との意思疎通の機会が増えることになります。新学習指導要領において、4技能が5領域となり、特に「話すこと」が「やり取り」と「発表」に分けられたことも納得できます。

 そういう意味では、高英研の取組として、生徒の学習成果を発表する貴重な機会となっています英語スピーチコンテスト、英語ディベートコンテスト、英語プレゼンテーションコンテストの充実と発展に努めていきたいと改めて意を強くしたところです。21世紀英語教育セミナーや地区研究大会の充実を図ることも重要であると考えています。

 昨年3月に新しい学習指導要領が公示され、解説が出され、今後評価の在り方についても方向性が示されることになっています。時代の先を見て変化し続ける学校における英語教育ですが、みんなで知恵を絞りながら本会の目的であります英語教育の研究と促進を図っていけたらと考えております。

 新元号「令和」が始まりました。「令和」の海外向け説明としては、beautifulharmonyとなっています。将来、国内外のそれぞれの場所で美しい調和が図られることに貢献できるような生徒を育てたいものです。

 Lastbutnotleast,長年高英研の会長(4年)や副会長(確認できただけで6年)などの役員をお務めになった宮野原章史前会長のリーダーシップのもと、その時その時の事務局や各研究部のご担当の先生方のご尽力や生徒のご指導に当たられた先生方のご努力による取組がなされ、それが財産となって今に引き継がれています。宮野原先生に対しましてこの場をお借りして感謝と敬意の念を表したいと思います。