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【授業報告】各地区から研究授業の報告が届きました。

《報告①》
【授業名】平成30年度延岡市学校教育研修所中学校社会科部会における研究授業
【日 時】平成30年11月27日
【会 場】延岡市立西階中学校
【授業者】尾原 雄樹 教諭[延岡市立西階中学校]
【単 元】行政の仕組み
【指導案】会員専用ページに公開
【報 告】
 ここまで授業者の尾原先生を中心に授業検討会を重ね、規制緩和を題材に企業と消費者の立場になって捉え、そのメリットとデメリットを考える授業を構想しました。
 尾原先生には規制緩和前後のタクシーの稼働台数や運転手の賃金の変化を表す資料を準備し、班で対話的に読み取らせ、プレゼンテーションを活用した授業を提供していただきました。
 規制緩和という生徒が実感しにくい題材を、いかにわかりやすく具体的な資料を提示して考えさせるか、尾原先生の熱意が感じられた授業でした。検討会の運営をはじめ、東臼杵地区の先生方のご協力ありがとうございました。(西階中 早田)

《報告②》
【授業名】平成30年度西臼杵郡教育研究会中学校社会科部会における授業
【日 時】平成30年12月13日
【会 場】高千穂町立高千穂中学校
【授業者】川野 将太 教諭[高千穂町立高千穂中学校]
【単 元】オセアニア州
【指導案】公開未定
【報 告】
 地理的分野「世界の諸地域」オセアニア州において、オーストラリアの都市ダーウィンの発展からオセアニア州とアジア州の関係を考察していくという研究授業であった。授業の内容は、オーストラリア中央部のアリススプリングス周辺で採掘される鉱産資源を大陸のどの方角に運ぶのかという問いから始まる。生徒は、これまでの学習で学んだ立地や消費、貿易などの社会的な見方を使って答えを予想した。そこで教師は、オーストラリアの貿易相手国の変化や中国語で書かれたダーウィン港の看板といった複数の資料を提示した。ここには資料の読み取る力を身に付けさせたいという教師の生徒観から来る思いもある。教師とともに一つ一つ丁寧に資料の読み取る作業を通して、近年のオーストラリアとアジアとの関係に気づいた生徒の反応がとても印象的であった。なお、今回の研究授業は宮崎大学教職大学院の初任者サポートのプログラムに本部会も参加させていただく形を取らせていただきました。宮崎大学教職大学院の先生方や学生の皆様に感謝申し上げます。(五ヶ瀬中等 佐土瀬)