学校の様子とお知らせ

2020年3月の記事一覧

久しぶりの登校日です。

3月30日(月)、登校日で、久しぶりに子供たち15名全員の元気な姿がそろいました。
各学級で、学級担任の先生から1年間の総まとめとしての話や、臨時休業中の過ごし方の確認、進級にあたっての心構え等の話がありました。また、教室に残してあった各自の持ち物の整理をしたり、持ち帰る道具類をまとめたりしました。
その後、集会所で、全体指導や離任される先生とのお別れの会を行いました。
    

春です。

学校の周囲の桜の花も、もうすぐ満開です。今日の卒業式を祝っているようです。
    

卒業式を行いました。

3月25日(水)、令和元年度の吉之元小学校第145回卒業式を行いました。
卒業生は一人です。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な対策を立てました。PTA会長さん以外の来賓はお呼びせず、在校生も1~4年生は参加しない、また、内容を精選しての式となり、卒業生には少し寂しい思いもさせてしまいました。
しかし、できるだけのことはしようと、職員が一丸となって式場作りを行い、式に参加できない在校生は事前にビデオを撮り、式中に在校生からの言葉として流すなどの工夫をして、取り組みました。
天気にも恵まれ、思い出深い、すばらしい卒業式となりました。
   
      
 

都城市小学生読書感想文コンクールで最優秀校賞受賞!

「令和元年度第24回都城市小学生読書感想文コンクール」で、最優秀校賞を受賞しました。
2月29日(土)に都城市立図書館で行われる予定の表彰式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりとても残念でしたが、先日学校に賞状が届きましたので紹介します。
応募総数6450名(児童総数の68%)の中で、3名の児童が賞をいただきました。
【学校賞】 ・最優秀校
【個人賞】 ・銀賞 :5年 宮﨑さん  ・銅賞 :2年 蔵元さん  ・佳作 :3年 田畑さん
 
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銀賞をいただいた、「ニケと出会って」という5年生の作品を紹介します。
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 『ニケと出会って』   吉之元小五年 宮﨑 羽捺海

 私がこの本を読もうと思ったのは、表紙の子猫の絵がとてもかわいかったからだ。猫好きの私は、ふわふわのその三毛猫に触ってみたいと思ったほどだった。
  物語は、やたらと太陽がまぶしいある日に始まる。玄太の幼なじみ仁菜が公園で見つけた子猫を放っておけずに、玄太の家に連れてきた。仁菜のお母さんは猫が苦手だから、動物好きの玄太の家で飼ってもらおうと思ったのだ。私は捨て猫を見たことはないけど、私も仁菜の立場だったら、同じように放っとけなかっただろうなと思った。
  仕事を終えて帰ってきた玄太のお母さんに事情を説明すると、とにかく病院に連れて行こうとなり、診察を受けた。生後二~三週間で女の子だということが分かった。体温も下がっており、弱っていたが、注射をし、ミルクをあげたら、少し元気になった。ここからニケと玄太達の生活が始まった。初めミルクは注射器であげた。わたしの家にも猫が四匹いる。この猫達が小さい時、同じように注射器でミルクをあげたことをなつかしく思い出した。子猫の名前は、拾い主の仁菜がニ毛猫の「ニケ」と付けた。本当は三毛猫だけど、拾われたときは、うすよごれた二毛猫だったのだ。
  ニケは、玄太の家族や毎日やってくる仁菜に囲まれて元気に育った。玄太と仁菜は、仁菜のおばで保護猫のボランティアをしている楓さんに話を聞く機会があった。仁菜の母親、雅さんがその機会をつくってくれたのだ。雅さんは猫が嫌いなのではなく、かつての自分の経験から仁菜に最後まで責任をもって生き物を育てる覚悟をもたせたかったのだ。楓さんのボランティアの仕事は、保健所に連れて行かれたり、飼いきれなくなったりした猫や野良猫等、保護団体が保護した猫を新しい飼い主が見つかるまで一時預かるのというものだ。
  私はこの間、社会科見学で行ったみやざき動物愛護センターのことを思った。そこではこれまで殺処分されていた犬や猫が保護されていることを知った。また、一度飼い始めたペットは最後まで責任を持って飼うことや寿命を全うせずに私達の食料になる家畜のことなど「いのち」のつながりについての授業も受けた。楓さんの話を読みながら、センターで学んだことを思い出した。もちろん、私は今飼っている四匹の猫たちを最後まで責任を持って飼うという約束を母として飼い始めた。猫達の世話は全くといって良いほど苦ではない。
  楓さんのアドバイスもあって、ワクチンの接種もし、「ニケがいる」あたらしい日常をゆっくりと楽しんでいた矢先、ニケは倒れ、病院に運ばれる。ニケが診察を受けている間、ニケのことが心配でドキドキしながら待つ玄太の気持ちが伝わってきて、私までドキドキしてしまった。診断は、子猫はほぼ助からない猫伝染性腹膜炎だった。「安楽死」の選択をしようとした玄太一家だったが、元気なときはふわふわで、いつも毛づくろいをしてきれい好きだったニケを、がさがさでべとべとになったまま死なせたくないという玄太の一言で家に連れて帰り、きれいにしてあげ、仁菜と玄太の家族でニケを見送った。私は涙が止まらなかった。玄太や仁菜の気持ちが分かりすぎるくらいよく分かった。たった2ヶ月半の子猫のまま死んだニケだった。
  玄太が最後に言う。
「ニケ、本当はもっと生きたかっただろうなあ。おいしいものいっぱい食べて、いっぱい走り回って、いっぱい遊んで・・・。ニケの一生には、たぶん悩んだりためらったり立ち止まったり、そんなひまなんてなかったに違いない。ニケはいつだって全力疾走で生きていた。ぼく達は、ニケの分まできっと、一生懸命に生きなきゃいけないんだろうな。
生きてるって、それだけでキセキみたいなものなのかもしれない。だからこそ生きるぼく達は、いつまでも立ち止まってちゃいけないんだ。」
  この言葉に、私は胸をぎゅっとしめつけられたような気がした。玄太はニケとの短い日々の中で、いのちのとうとさを学んだ。私もいっしょに学んだ。そして、ちょっとしたことで不登校になっていた仁菜にもこの言葉が届いた。
  私が学校や家で何かあった時、私の心をなぐさめてくれるのは、我が家の猫達だ。時々悪さをしたり、猫同士でけんかをしたりもするけど、私を一番落ち着かせてくれるのはこの子達だ。私はこの猫達との出会いに感謝している。私はニケとの出会いで、またこの猫達を最後まで責任をもって飼う覚悟を心に強く誓った。

臨時休業期間中の学校施設開放について(お知らせ))


現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休業中です。(3月2日~26日)
◎ 臨時休業期間中の学校施設開放についてのお知らせです。

 
※ 以下に、都城市教育委員会から出されたお知らせをつけておきます。
  施設開放期間については、学校の予定等により、上のプリントのように変更しています。ご了承ください。よろしくお願いいたします。

! 臨時休業の終了時期についてのお知らせです!

◎ 新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休業についてのお知らせです。

現在行われています臨時休業の終了時期について、都城市教育委員会からの通知が届きましたので、お知らせいたします。
終了日は、令和2年3月26日(木)です。【27日(金)からは、春休みです。なお、春休み期間中も、休業期間中と同様の対応をお願いすることが考えられます。】

※ 卒業式(25日)は、感染拡大防止対策を徹底し、内容を精選して実施いたしますが、原則として卒業生と保護者、職員のみの参加で行います。詳しくは、後日再度お知らせいたします。
 ・ 修了式は、実施しません。(「あゆみ」は、学級担任が家庭訪問して渡すようにします。)
 ・ 離任式も、実施しません。

※ 保護者の皆様には、引き続き対応をお願いすることとなり、お子さまの食事や安全面などにおいても不安を感じられることと推察いたしますが、国を挙げての感染拡大防止対策という趣旨を御理解いただき、御協力くださいますようお願いいたします。
○ 臨時休業等の過ごし方について
  ・ お子さまの体調管理をお願いします。
  ・ 感染機会を極力減らすためにも、不特定多数との接触を避け、不要、不急の外出はお控え下さい。
  ・ 家庭内においても、例えば、手洗いや咳エチケットなどの一般感染対策の徹底をお願いいたします。
○ 臨時休業期間中でも、職員は通常通り学校で勤務しております。
  ・ 定期的な家庭訪問(週2回程度)で、児童の健康状態の確認と休業中の自宅学習についての支援を行います。
○ ご相談等がありましたら、遠慮無く学校までご連絡ください。

※ インターネットを利用して学習できるヒントとして、ホームページの紹介をします。
 ○ 宮崎県教育研修センターの教育ネットひむか [みやざきWeb学びのシステム]
  みやざきWeb学びのシステムとは?伸ばそう学力!高めよう授業力!
  みやざきの子ども達の今の学習状況を先生方が しっかりと把握し、その子に応じた指導を工夫したり、学校と家庭や地域が協力し合いながら、よりいっそう学力を伸ばしていくためにWeb上に構築した「学び」に関する総合的なシステムです。家庭で学びを定着させていくための「家庭学習用プリント」が ダウンロードできます。
https://www.miyazaki-manabi.jp/ 
ID:katepri     パスワード:katepri

令和元年度 学校文集「かえで」原稿から

◎ 新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休業中です。
学校は3月2日(月)から当面の間、臨時休業中です。

※ 令和元年度 学校文集「かえで」原稿から、これまでの1年間の行事の中からの作文をいくつか紹介します。
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◎ 「音郷フェスタ」を終えて  四年
  ぼくが、音郷フェスタで一番がんばったことは、バンド演奏です。ぼくは、五月くらいからギターの練習を始めました。コードのおさえ方やひき方がむずかしくて、善哉君や菜々実さんが教えてくれるのですが、なかなかできるようになりませんでした。
  そんなとき、いろいろていねいに教えてくださったのが、教頭先生でした。教わったことを学校でも家でも練習して、みんなといっしょに「じょいふる」や「いつだってぼくらは」を演奏できるようになりました。他の曲も練習してみんなと演奏を楽しみたいです。

  三・四年生で演奏した八木節や「明日があるさ」の歌もうまくいって、笑顔や元気を届けることができたんじゃないかと思いました。来年の音郷フェスタもがんばります。

◎ 「音郷フェスタ」を終えて 一年

 音きょうフェスタを おえて、ぼくは、いま、いい気もち です。そのりゆうは、おうちの かたや ちいきの かたから、あたたかい はく手をもらった からです。
 がんばったことが 二つ あります。
 一つ目は、けんばんハーモニカで 『かえるのうた』を えんそうしたことです。足で リズムを とると、じょうずに できるように なりました。一年生の 三人が きょう力して できました。
 二つ目は、バンドの ダンス です。リズム よく うごくために、うたを うたいました。うたいながら すると、とても おどりやすかった です。
 できなかったことが 二つ あります。
 一つ目は、『山びこさん』の うたで、さいしょ げん気な こえで うたえなかった ことです。おきゃくさんに げん気を とどける ことが だいじです。やっている うちに、だんだんと げん気な こえで うたえました。おきゃくさんの 耳に ぼくたちの げん気な こえが 入ったので、みんなが えがおに なりました。
 二つ目は、ソーランぶしの おどり です。うごきが むずかしいので、えがおで おどることが できませんでした。らい年は、もっと うごきをおぼえて、力づよく おどりたい です。
 らい年、バンドで なにか がっきを えんそうしたい です。ちいきのかたがたに きいて もらって、げん気と えがおを おくりたい です。