戦争のお話


 12月13日(水) 6年生の社会科の授業に地域の秋岡さんをお招きして、戦争時代の体験談を話していただきました。秋岡さんは、太平洋戦争の頃、中学、高校生で、学校では、仕事や竹槍訓練などで勉強できず、戦争一色の生活だったそうです。また、鞍岡小学校の近くにある萬歳坂の話もしてくださいました。萬歳坂では、出征する兵隊さんを、鞍岡の人たちみんなで萬歳をして見送ったそうです。そして,その多くが帰ってくることがなかったということでした。6年生は、戦争の単元に入る前に、萬歳坂見学に行っています。あの場所が持つ意味がよくわかり、これからは、近くを通る度に思いを深くするのではないかと思います。教室には、県遺族協会からお借りした戦時中の品々が展示してあります。秋岡さんが、一つ一つ手に取りながら自分の体験談を話してくださり、子どもたちにとって資料の持つ意味が大きく変わりました。
 おいしい食べて、たくさん勉強できる今の世の中がどれだけ幸せなことかをわかって欲しいという秋岡さんの言葉をしっかりと受けて止めて、子どもたちには、これからも平和な世の中にしていくという強い意志をもって活躍してほしいと思います。