ブログ

薬物乱用防止教室

 第3回学校保健委員会で薬物乱用防止教室がありました。

 

< 本時の内容 >

1.薬物と薬の違い

2.薬物乱用とは?

3.薬物を使用すると?

4.薬物使用の始まり・対処

 

ーーーーーーー 薬物と薬の違い ーーーーーーー

 『薬物』 まちがった使い方をした薬

      その他の薬物(社会や暮らしの役に立つために使うもの、使ってはいけないもの

 

『薬』  病気を治すために使うもの

     正しい使い方をしてこそ効き目のあるもの

 

☆ 今まで自分が飲んだり、食べたりしたもの以外は全て薬物である!

☆ まちがった使い方をすると薬物になる!

 

Q1.薬物を使用すると、逮捕されるものもある

Q2.薬物の使用量を守れば、健康に害はない

「使ってよい薬物(農薬や理科の授業で使う実験用薬品など)」

「使ったらいけない薬物(違法ドラックといわれる大麻や覚醒剤)」

の2つがある

 

Q3.薬物の種類によっては、健康になるものもある

⇒ 「薬物」という名前が付いているものに健康なるものはない

 

Q4.薬物は絶対に使用してはいけない

⇒ 有機溶剤(ペンキ等)は正しい使い方をすれば良い

 


ーーーーー 薬物乱用とは? ーーーーー

 ◇ 法律で禁止されている薬物( 麻薬・覚醒剤・大麻・危険ドラッグ・など)を使うこと

 ◇ その他の薬品やお薬(シンナーなど有機溶剤、お薬)を間違った目的や使い方をすること

 

ーーーーー 薬物を使用すると ーーーーー

 

( 身体への影響 )

 ・ 脳が壊れる( 正しい働きができなくなる )

⇒ 脳は1回壊れると戻ることはない

・ 内臓( 心臓・肝臓・腎臓・肺 など )が壊れる

・ 目の神経が壊れる( 目が見えなくなる )

・ 骨や歯が壊れる( 骨が折れやすい・歯がぼろぼろになる )

・ 食欲がなくなる( 胃・腸の働きが悪くなる )

 

 

 

 

( 心への影響 )

 ・ 幻覚・幻聴( 見えないものが見える・聞こえないものが聞こえる )

・ 無気力となり、何もやる気がおきない

・ イライラして落ち着かない

 

 

 ☆ 依存性(頼り)がある

 ⇒ 自分でやめることができない

 

 

( 社会への影響 )

・ 正しい判断ができなくなる( 交通事故・放火・傷害事件など )

・ 薬物を買うために犯罪を犯してしまう( お金を得るための恐喝・密売など )

・ 人との健全な関係を築けなくなる( 家族・友人・社会から孤立する )

 


 

ーーーーー 薬物使用の始まり・対処 ーーーーー

 〇 薬物をやるきっかけは?

 初めて乱用したきっかけの1番は、恋人・友人からです。

 

〇 乱用のきっかけとなった人は?

 ① 誘われて ② 自発的 

 

〇 もし、薬物が近づいてきたらどうする?

 ① 断る ② 相談する

 断る行動が1番大切です。一人で抱え込まずに、周りに助けを求められるようにしましょう!

 

☆ 薬物と関わらないために今の自分にできることは、

元気な体 と 元気な心 が必要です。

 

 


  薬剤師の方から、薬物の標本やパンフレットをいただき、薬物の危険性や対処法など学ぶことができました。生徒達は興味津々に「これが何か!」「こんなのなんだ!」と見て学ぶことができました。

 

 

 現在は、普段食べる食べ物に似た薬物があります。いつどこで誰から間違って入手したり、間違って使用してしまったりするか分かりません。

 ☆ 薬物に関する知識を身につけること

 ☆ 心と体の健康

 ☆ 信頼できる人間関係を築くこと

 

 


  保護者の方もお忙しい中、出席して頂きありがとうございました。

 薬物について、生徒と一緒に学ぶことができたことと思います。また、ご家庭でも頂いたパンフレットを見ながら、薬物乱用について・薬物依存についてお話しいただければと思います。

 薬剤師の先生、本日は貴重なお話をしてくださりありがとうございました。

 

 最後に、全校保健給食委員長がお礼の言葉を述べました。