日誌

10月9日(土)文化祭

109日(土)

文化祭

 109日(土)に、文化祭を行いました。

 今年の文化祭のテーマは「(ひびき) ~みんなに届け こころの(こえ)~」です。

 テーマには、コロナウイルスによって距離が離れてしまった今、心の距離を近づけて、感謝の思いを届けようという思いが込められています。

 

 

 個人発表では、2年生の拔屋麻奈美さんが、夏休みから練習してきた、キレのあるカッコいいダンスを披露してくれました。



 1・2年生の「大人歌舞伎」「深角団七踊り」は、全面的に地域の皆様のご指導をいただきました。

 生徒たちは、「大人歌舞伎」「深角団七踊り」の練習を通して、日之影の歴史に触れ、また、地域の方々との交流を非常に楽しんでいる様子でした。

本番も練習した成果を十分に発揮し、堂々とした演技・演奏ができました。本当にありがとうございました。

 今回で終わるのではなく、これからも後輩たちへ引き継いでいき、日之影の素晴らしい伝統を大切に守っていきたいと思います。

 

【大人歌舞伎】




【深角団七踊り】




 英語暗唱・弁論では、暗唱の部で3年生の本田香澄さんが「Jackand the Beans talk ジャックと豆の木」を、弁論の部では、2年生の黒田蓮人さんが「What is sustainable for Hinokage?! 日之影にとっての持続性とは?」、3年生の甲斐千尋さんが「Pround home town “Hinokage”ふるさと日之影の誇り」を発表してくれました。

 香澄さんは、巨人の3度出てくる同じセリフで違いを出したり、物語のシーンによって声のトーンを変えたりなど、わくわくする発表でした。


 

蓮人さんは、日之影について自分なりに考えたことを発表してくれました。日之影をよりよくするために、日之影だけではなく、周りの地域を巻き込んで、高千穂郷・椎葉山地域で盛り上げるという広い視野を持った発表をしてくれました。


 
千尋さんは、故郷である日之影の誇りについて発表してくれました。日之影町は人口減少が進む町ですが、ほかの地域に負けない素晴らしいところについて発表してくれました。普段過ごしている中で見落としていた日之影の良さについて学ぶ、良い機会となる発表でした。



日本語弁論では、3年生の甲斐陽菜多さんが「自分たちに今できること」というテーマを、同じく3年生の後藤美夢さんが「意識の変化」というテーマで発表してくれました。

 陽菜多さんは、新型コロナウイルスが流行する中、様々な制限がある中で、自分たちが社会のためにできることはなにか、どう行動すればいいのかということについて、自分の考えを発表してくれました。


 
美夢さんは、SDGsについて、目標を達成するためにできる行動として、身近なところからできることについて発表しました。「水を出しっぱなしにしない」などの小さなことから意識していくことで、SDGsの17の目標を達成することができるのではないかと発表してくれました。




 1年生の郷土学習発表では、1学期からの総合の時間で進めた探究の発表を行いました。自分たちが生まれ育った日之影について調べていく中で、新たな発見や疑問について、わかりやすく発表してくれました。日之影のことについてますます知りたくなるような発表でした。





 
3年生の学年発表は、児童福祉、農業、林業、観光の4つの班に分かれてのフィールドワークやマイプロジェクトを通して知った、日之影の良さや課題について、これまでの学習の成果を劇にまとめて発表してくれました。ユーモアのある劇で、日之影の素晴らしい「強み」について、日之影に住む良さを感じました。また、課題に対してもその解決策なども勉強になるものが多く、12年生にとっても楽しみながら勉強になる劇でした。





 
合唱コンクールでは、各学年が音楽の授業や昼休みなどの時間を使って練習してきた成果を発表しました。

 1年生は「大切なもの」を合唱しました。一番人数が多いという強みを生かして大きな声で元気いっぱいに歌い上げました。会場だけではなく、遠く離れている人にも「がんばれ まけないで」という応援が届く素晴らしい合唱でした。


 
2年生は「空高く」を合唱しました。合唱目標を「以心伝心」に設定した2年生は、息ぴったりの合唱でクラスの仲の良さを感じさせる合唱でした。「空高く舞い上がれ」という歌詞が、日之影の美しい青空に広がっていき、会場の人々を前向きにさせるすばらしい合唱でした。


 
3年生は「YELL」を合唱しました。「それぞれの夢へと僕らを繋ぐYELL」という歌詞があるように、志望校合格に向けて日々努力する3年生にふさわしい合唱でした。難易度の高い曲でしたが、練習を積み重ね、美しいハーモニーのある素晴らしい合唱に仕上がり、会場を感動の渦に包みました。



 
吹奏楽演奏では、「平成の音楽のうつり変わり」をテーマに演奏を行いました。コンクール以来の演奏で、生き生きと演奏を行いました。平成の30年間で世の中が大きく変化する中、音楽も同様に変化している様子を当時の時代背景とともに振り返りました。大人から子どもまで楽しめる演奏でした。




 宮崎県でもまん延防止重点措置がとられるなど、コロナ感染症が拡大する中、無事に開催されるのだろうかと心配された文化祭でしたが、多くの方々のご理解とご協力もあり無事に開催することができました。

 ご指導に来ていただいた保存会の皆様をはじめ、地域の方々、保護者の方々のご協力なしでは成功しない文化祭でした。本当にありがとうございました。