東小ブログ

11月全校朝会で~人権に関する作品 優秀賞~

  

令和6年度人権に関する作品 小学校3年生以下の部 優秀賞

「人けんについて考えたこと」 2年 中西 遥香

 わたしは、テーマのいみがわからなかったから、ことばのいみをしらべました。そうすると、人けんとは、

『人がしあわせに生きていくために、みんながもっているけんりです。自分も、ほかの人も同じように人けんを

もっているのです。』とかいてありました。でも、ほかにも、『けんり』、『そんちょう』、『かち』など、

わからないことばがあったので、しらべてみました。

 しらべてみて、『いのちを大切にすること、こまっている人がいたらたすけること、人の考えを聞くこと』が

人けんをそんちょうすることだと思いました。そして、それはわたしが好きな人だけじゃなくてみんなにたいして

思いやりをもつことだと思います。

 わたしは、けがした友だちがいたので、ほけんしつにいっしょに行ったことがあります。お友だちにやさしく

できてよかったなと思いました。これからはこまっているお友だちがいたらたすけてあげたいと思います。

 はんたいにしてもらって、うれしかったこともあります。それは、図書しつに行ったときのことです。本をさがす

のに時間がかかっていたけど、お友だちがもんくを言わずにまっててくれました。わたしは、本を読むことが大好き

です。まってくれたことで、本が大好きなわたしの気もちも大切にしてもらえたような気がします。

 人けんをそんちょうするということは、何かすごいことをすることではありません。いつもの生活の中で、みんな

のことを思いやり、仲よくすることがだいじだと思います。自分とちがう考えの人がいても話をさい後までしっかり

聞こうと思います。そして、自分とはちがうからと言って、つよくはんたいしたり、もんくを言ったりしないで

うけいれるようにしたいです。

 人がしあわせに生きていくために、みんながみんなをこうげきしないでうけ止める心をもつことが大切だと思いま

す。そうすれば、けんかやあらそいもなくなると思います。

 わたしも、これから自分のことばかりをしないでほかの人のい見や考え、気もちをすなおに聞くようにしたいで

す。

 

 すばらしい作文です。各クラスにも印刷して配布しました。是非、子供たちにも考えてほしい内容です。

と同時に、これは大人である私達への子供たちからのメッセージであるとも思います。

 人権という言葉は理解していますが、私たち大人一人一人が、遥香さんの言うようなことができているのか?

 家庭で職場で、口を開けば文句や人への非難、不平不満、そんなことを言っていませんか?

 自分の心の中が平安か?本当に思いやりのある言動ができているのか?

 10月の全校で取り組んでいる詩の暗唱に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」がありました。

 遥香さんの作文を読んで、賢治の詩が髣髴されました。