都城の歴史を知る!
9月11日(水)は、6年生対象の出前授業がありました。講師として、市の文化財課の4名の方が来てくださいました。
まずは、教室で「鎌倉・室町時代の都城」についての説明がありました。
子どもたちが社会科の授業で学んできたそれぞれの時代の出来事や人物と絡めながら、都城の歴史について話してくださいました。「島津」「北郷」という都城ゆかりの苗字の由来も知ることができました。庄内にも城跡があるということで、説明を聞いている子どもたちの目がキラキラ輝いていました。
その後、文化財課の方が前もって昔のものを展示してくださった部屋に移動しました。
そこで、2班に分かれ、1つの班は土器や茶器、都城で発掘されたお椀などを見せていただきました。
それぞれの展示物の説明を受けた後、実際に触ってみました。
「火縄銃の玉だって。思ったより軽いな。」
「このお皿、裏に何か書いてあるような...?」
レプリカでなくすべて本物ということで貴重な体験となりました。
もう一つの班は、水墨画で有名な雪舟の作品を見せていただきました。さすがに本物というわけにはいきませんでしたが、本物を基に10種類ものインクを用いてかなり精度の高い色合いで再現して印刷されたものということでした。
「さて、この2枚のうち、どちらが秋の絵で、どちらが冬の絵でしょうか。」
という質問に、子どもたちの絵を見る目がちがってきます。右を見たり左を見たりきょろきょろ。
「左が冬で、右が秋だろうと言われています。」というのが、正解です。実は、今のところ、それをはっきり証明する証拠や根拠はなく、今だに専門家の中でもいろいろな意見が出ているそうです。
いずれにせよ数百年前の話ですから、不明な点や不確かな点が多いというのも仕方ありません。今後、少しずつ歴史の謎が解明されることでしょう。その謎を解き明かす人物がこの授業を受けた子どもたちの中から輩出されるかも知れない、と考えるとワクワクします。
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