学校の様子

子どもたちへのプレゼント~弓削教育振興援助基金、横市地区からの御寄附を活用した図書購入~

明和小の子どもたちに、大きなプレゼントをいただきました。図書室の本の寄贈です。

本年度、明和小は、「弓削教育振興援助基金」の贈呈対象校に選ばれました。(本校を含め、5校)

「弓削教育振興援助基金」について

「未だ東京へ行く人も数少なかった大正の時代に、故弓削千歳は向学心に燃えてこの宮﨑の地から単身上京しました。故人は大正5年に宮崎県立宮崎高等女学校を卒業して清武町・清武小学校での教諭を経験後、勇躍上京し、洋画や仏語をまなび、回教研究の傍らトルコ・タタール族子弟に日本語教育をするなどした後、昭和56年に懐かしい宮崎へ戻り、昭和62年8月その88年の生涯を閉じました。故人の遺産を相続した、弓削達雄他相続人は、協議の結果、進取の気性に富み向学心の厚かった故人の遺志を生かすためには、故人の後輩達を育む宮崎県内の学校、図書館その他の教育施設へ図書、教育器材等の購入の助成を行い、もって社会有用の人材の育成に寄与することが最善であると判断し、この事業を将来にわたって永遠に存続させるため相続財産の2,000万円をもって教育振興援助基金を設定するものであります。」(基金設定趣意書より抜粋)

故弓削千歳様の遺志を受け、その遺産を県内の子どもたちの教育に役立てるために、弓削達雄様が基金を創設されました。助成は長年継続しており、助成先は今年で105校となったそうです。

8月27日(火)に宮崎市で贈呈式が行われ、弓削様にもお会いすることができ、直接お礼を伝えました。

左から創設者の弓削達雄様、運営委員長の弓削三重子様

現在も御親族の皆様が追加寄付を重ねておられるそうです。

本校は、協議の結果、図書52冊の購入に充てさせていただくことにしました。

 

 先日、各学年への配架が終わりましたので、紹介します。

子どもたちが手に取りやすいように、各学年棟に配架しています。4年棟に配架した図書です。

5年棟に配架した本の一部です。

休み時間など、少しの空き時間に本に親しんでいます。

 なお、横市地区の皆様からも昨年度、図書購入の御寄附をいただき、本校の図書充実のために使わせていただいております。

子どもたちには、さらに本好きになってほしいと願うとともに、社会奉仕・慈善事業を積極的に行っていただいている方の思いや願いにも触れ、考えを深めてほしいと思います。