学校で重視している3つの躾
本日の記事はやや長文です。
先日の日曜参観日でお話しさせていただきましたが、教育の土台となる躾は、3つあると言われています。多くの学校や会社でも取り組んでいる躾だと思います。
その3つとは
「挨拶」 「返事」 「履き物そろえ」 です
教育哲学者の森 信三(もり のぶぞう)氏は、3つの躾について、次のように述べています。
しつけの根本は、次の3つの事柄を徹底させれば、それでいちおう親の責任はすむとさえ考えているものです。と申すのも、この3ヶ条さえ完全に身に付きさえすれば、人間としての「軌道」に乗ったとみなして差し支えなかろうと考えていて、これさえ完全にできれば、あとの「しつけ」は順次身に付くのではなかろうかと思うのであります。
第一、必ず朝の挨拶をする子にすること。
第二、親に呼ばれたら必ず「ハイ」とハッキリ返事のできる子にすること。
第三、ハキモノを脱いだら必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にすること。
以上が躾の三ヶ条でありまして、この3つの躾が真に徹底すれば、もうそれだけで「人間」としての軌道に乗るわけですから、ちょっと考えたら不思議なくらいです。また、第一のこの「挨拶」と第二の「返事」だけで、子どもが親の言うことをよく聞く素直な子になるわけですし、また第三の「ハキモノ」は、人間にしまりをつける最重要なしつけでありまして、これはお金のしまりにも通じるしつけと言えましょう。 (引用終わり)
なぜこれらの躾が重要かというと、
「挨拶」「返事」は、人とのつき合い方の土台
「履き物そろえ」は、物とのつき合い方の土台
になるからと考えられます。
明和っ子は、「朝の挨拶」、がよくできる子が多いと思います。「相手より先に」「聞こえる声で」挨拶をしている子が多いです。
「履き物そろえ」や「椅子を入れる」についても、できている場合が多いです。これは、ご家庭での指導やこれまでの学校教育の成果だと考えます。
ご家庭でも、この3つの躾を今後も意識して指導してくださると有り難いです。
学校でもご家庭でも同じ指導をすれば、効果は3倍以上になると思います。
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