学校の様子

一人一授業(3年算数)

 縄瀬小学校では、今年度、研究副主題に、「学力を向上させるための効果的な算数科の指導について」を掲げ研究を進めています。その取り組みの一つとして、2学期中に算数科の一人一授業を行う計画です。各先生方が、目の前の子どもたちの学力を向上せるために、個別最適な学びとはどのようなものかを考え、それを授業に落とし込み実践を繰り返していますが、その一端を一人一授業で見せ合い、お互いを高めていくことをねらっています。

 その取組のトップバッターとして、飯干先生が、二学期始まって2日目となる今日8月27日に、早速一人一授業を行いました。導入では、64-46、42-24といった10の位と1の位の数をひっくり返した数を引いて差を求めました。2年生の筆算の復習です。子どもたちはすらすらと解いて、全員が18という答えを出していました。

   

 「あれっ? 答えが全部18だ。」というつぶやきが聞かれました。さらに、53-35、31-13も筆算でやってみます。確かめとして前に出て画面上でやってみました。やはり、答えは18のようです。

 

 そこで、今日のめあてです。「10の位と1の位の数を入れかえたひき算の筆算の答えは、全部18になるのかを確かめよう」を設定し、ノートに記入しました。

  

 調べる段階では、それぞれ子どもたちが好きな数字を選び、それを使って筆算をしていきます。93、82,95、98,78といった数字を考え、それを逆にした数を引いていきます。答えが、18ではないものも出てきました。途中で、「これは、ダメそう」という声も聞かれました。

  

 タブレットで自分の筆算の写真を撮り、それを画面に映して発表していきます。全員の発表が終わった後、気付いたことを発表していきました。

    

みんなで話し合って、まとめとして、「すべての答えは18にならない。」「答えは9の団の答えになっている。」「10の位から1の位をひいて9倍するとこたえになっている。」が出てきまました。きまりを見つけたり問題を自分で作り解いてみる活動等を通して、算数の面白さを体感できたのではないでしょうか。

  

 子どもたちは最後まで一生懸命考え、集中力を切らさずにがんばっていました。

   

  

今日もがんばるなわぜっ子です。