学校の様子

複式指導

 1・2年生、3・4年生は、複式学級となっており、2つの学年が同じ教室で学習を進めています。教科によっては、A年度、B年度を交代に行うことで、その年度は、同じ学習をするものもあります。でも、国語や算数等は、その学年の学習内容を順番に進めないと学習が成立しません。そのため、複式指導を行う必要があります。

 1・2年生の国語の授業をのぞいてみましょう。黒板の方を向いて2年生が学習しています。先生が指示を出して、一生懸命取り組んでいます。その間、1年生はホワイトボードの方を見て、自分の課題に集中して取り組んでいます。

少しして、先生が1年生のところにやってきました。一緒に答え合わせをしたり次の問題を考えたりします。その間、2年生は、一人一人で学習を進めています。

3・4年生の算数はどうでしょうか。黒板の方を向いて4年生が学習しています。先生がパソコンを使って説明をしています。3年生は、ホワイトボードに書かれた指示に沿って算数の問題をそれぞれ解いています。教え合う姿も見られました。

しばらくして、3年生の方に先生がやってきました。それまで取り組んでいた問題の答え合わせや難しいところの説明がありました。みんな丸付けをしたり間違ったところをやり直したりしていました。

この1か月で複式指導に慣れて、先生が別の学年の方の指導をしている時にも、自分たちでどんどん学習を進めることができるようになっています。すばらしいですね!

 先生たちにとっては、説明をするところと考えさせるところ・自分たちで問題に取り組ませるところ等を明確にし、学年を渡るタイミングを図る必要があります。その上で個に応じた指導を行い、学習を定着させていかなければなりません。先生たち教材研究をしっかりしてがんばっていますよ。