人にやさしい小林市
3年生は、くすのきの時間(総合的な学習の時間)に、私たちの住む町について、福祉というテーマで学習をはじめました。この学習では、自分たちで課題を設定し、その課題解決に向けて取り組むとともに、今後の在り方等を考えることを主な内容としています。
まず、福祉の観点から地域の高齢者の方にとって、私たちの住む小林市は住みよい環境なのかという点について調べました。地域の高齢者に関わる地区の区長さんや福祉行政を担当される市役所の職員の方に現状を聞いたり、市社会福祉協議会から講師を招き、高齢者擬似体験などを行ったりしました。
視界が狭まるゴーグルをつけたり、関節が曲がりにくくなる装具をつけ、杖をついたりしながら、実際に階段を上り下りするなどの体験を行うことで、高齢者の状況を身をもって理解できたようでした。
体験後、子どもたちからは、「こんなに大変だとは想像もできなかった。」「もっと、高齢者の方の手助けをしないといけない。」などの感想が聞かれました。
この活動を通して、様々な課題をもった子どもたち。1学期後半からの学習で、今後、福祉の観点で自分たちができることをしっかり考えてくれるのではという期待でいっぱいになりました。