投稿日時: 2014/01/22
学校管理者
1月22日・水曜日
子どもの特性第3弾です。子どもは「易きに流れる」特性があります。面倒くさいこと、辛いこと、難しいこと、手間のかかること、時間のかかること、考えること、疲れること、寒い・暑いこと、朝早いこと等から逃げたいと思っています。逆に、楽しいこと、楽なこと、おもしろいこと、好きなこと、簡単なこと、早く終わること、快適なこと等は好みます。しかし、学校や社会においては、そんなことばかりではありません。社会で生きていくためには、逃げたいことを克服しなければいけません。ですので、子どもには発達段階に応じて「負荷」(課題)を課し、克服する力を育てなければいけないのです。子どもがよく「易きに流れる」例としては、「きまりを破る」ことが挙げられます。上履きで土足したり、廊下を走ったり、掃除の時間にほうきでちゃんばらしたりしますね。「いちいち履き替えるのが面倒くさい、歩くより走る方が早い、掃除疲れる、汚れる、したくない。遊びたい」等の思いがあるからです。学校では、負荷したことがきちんとできるように指導します。行為の目的や意味を理解させ、自分の弱さに気付かせます。自分の弱さに打ち勝った時、崇高な人格が1つ形成されます。「人がするから」、「人が見てるから」ではなく「自分はこうする」の段階にまで引き上げます。「一事が万事」で、些細な1つのことが当たり前にできれば、全てを克服することができるようになることでしょう。そして、全人格が形成されていくことでしょう。就職、進学等の時、その成果が発揮されます。人間性を磨くには、「易きに流れない」ことです。