学校の様子

能楽公演

 6月20日、令和5年度学校巡回講演事業公益財団法人片山家能楽・京舞保存財団の皆様による、能楽公演「舎利」がありました。

 学校巡回事業は、質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を児童・生徒に与え、子どもたちの豊かな想像力、思考力等を養うと共に、将来の芸術家や観客層を育成し、ひいては、日本の優れた文化芸術の基盤を持続及び発展していくための取組です。

 今回ご公演いただいた片山家は、世阿弥が大成した能の伝統を京都で受け継いでいる家柄で、親・子・孫の三代にわたり人間国宝を輩出していらっしゃいます。

 公演は、三部構成で行われました。第一部は絵本で「舎利」の説明がありました。スクリーンに絵を映しながら絵本が朗読されたので、舎利の内容を分かりやすく理解することができました。後で能を鑑賞するときの手引きにもなりました。第二部は、生徒の謡(うたい)と仕舞(しまい)の発表でした。先日、練習を行った代表の児童・生徒の皆さんが、能舞台の上で謡と仕舞を発表しました。第三部が能「舎利」の公演でした。能楽界の第一線で活躍される能楽師の謡と仕舞を存分に楽しみました。

 このような貴重な機会を得ることができ、大変ありがたく思います。関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。