特集1「寺迫奴踊(てらさこやっこおどり)」再開への道のり
再開、寺迫奴踊②
○6月9日(金)
中断している寺迫奴踊の再開へ意欲を燃やす子どもたち。
踊りの指導をしていただく方を探すため、地域の方にお願いをすることになりました。
顔も知らない地域の大人の方に電話するのはとても緊張することだと思います。
少しリハーサルも兼ねてやり取りの練習をしました。
リハーサル後、地域の方に電話をし、指導をお願いしましたが、中断して20年以上も時間が経っているため、再開するのは難しいというお返事が聞こえてきました。
しかし、寺迫奴踊の再開のために頑張りたいと思っている子どもたちは、何とか引き受けてもらえるよう、何度もお願いを続けました。
夏祭りまでの時間は短いけれど練習に一生懸命取り組むという子どもたちの熱意が伝わり、地域の方も指導を引き受けてくださることになりました。
5時間目の始まりに、代表で電話をかけた子どもたちが、5・6年生それぞれの学級で、踊りの指導を引き受けていただいたことと、最初の練習日が決まったことを報告しました。
子どもたちが自分たちで踊りの指導をお願いし、引き受けていただいた…
このことは、小学生である自分たちにも、地域の課題解決に関わることができることを実感し、いろんなことに主体的に関わろうとする意欲や自信につながる、とても大きな出来事だと考えています。
自分たちの地域に伝わる伝統芸能を再開させるために頑張る子どもたちの姿をこれからもお知らせしていきます。