楽器作りに向けた準備~大人編①~
1月12日(金)
子どもたちが、楽器の保管場所の片付けが終わった頃、インドネシアのバリ島でRindik(リンディック)の演奏方法や作り方を学んでおられた成澤けやき様が、帰国されました。
来校され、子どもたちと顔を合わせた後、竹を保管していただいている地域の方のお宅へご案内しました。
私たちも知らなかったのですが、この日の朝、PTA役員の方と一緒に不足する竹を追加で切り出して来られたり、竹の汚れを洗ってくださったり、指定された大きさに切り分ける作業をしてくださっていました。
【PTA役員さんたちも協力して1本1本丁寧に洗ってくださっていました。】
【ビフォーアフター:左側が洗う前のもの。右側が洗った後のもの。】
洗う前と後ではその差は歴然としています。
さらには、この竹を切り分け一人分ずつセットにして分けてくださっていました。
【一人分ずつセットにして壁に立てかけられている竹】
一方、成澤様は今後の作業計画の打合せのため、現地から持ち帰ったRindikを使って楽器の構造の説明をし、組み立てられていました。
いよいよ楽器作りに入るのですが、屋外に置いておくと竹が傷む心配があるため、一度学校に持ち帰り保管することになりました。
一人分ずつひもで縛り、軽トラックに乗せました。
学校に持ち帰った竹は、本校の技術員の先生や事務の先生の手により、4年生の子どもたちが片付けたばかりの部屋に保管されました。
竹の上部に、ガムテープが貼られ、アルファベットと数字が書いてあります。
これは、今後作業をする際に竹が混在しないようにするための工夫です。
今後の作業を円滑に進めるための様々な工夫は、職人として培われたご経験によるものなのだと考えますが、私たち教師が行う教材研究に通じるものがあると感じました。
子どもたちの学習を支えるためにここまでしていただけるのは「地域愛」以外のなにものでもないと思いました。
やはり、学校は地域と共にあるのだと実感しました。
私たち学校も、頑張ります!!
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