日誌

地元の木材とSDGs!~みみかわ広域森林組合と市役所の方が来校~

5年生は、総合的な学習の時間に「私たちの住む日向市の杉について考える」授業を行いました。

 この授業は、みみかわ広域森林組合と日向市役所林業水産課の方々を講師にお招きし、地元の森林や林業について理解を深めることを目的として行われました。

 講師の方々からは、DVDや資料を使って、林業の仕事内容について詳しく教えていただきました。

 ・苗を育て、山に植える「育苗・植栽」

・木の成長を助けるための「除伐・間伐」

・木を伐採し、運び出す「伐採・搬出」

など、普段見ることのない林業の仕事の現場を、写真や映像を通して学ぶことができました。

 また、日向市の杉がどのように活用されているのか、具体例を挙げて紹介していただきました。

・伐採した後の皮は、燃料としてバイオマス発電に利用されている!

・小さな幹は、パルプの原料として有効活用されている!

 これらの取組は、持続可能な社会の実現を目指すSDGsの目標にも貢献していることを学びました。

 授業の後半には、実際に杉と檜の葉を一人ずつ触って、その違いを確かめました。

 「杉の葉は、柔らくて優しい香りがするね!」

「檜の葉は、硬くて、すがすがしい香りがする!」

と、子どもたちは興味津々!五感を使って、地元の木材について学ぶことができました。

 今回の授業を通して、子どもたちは、自分たちの住む日向市には豊かな自然があり、それを支える林業という仕事があること、そして、それがSDGsの達成にもつながっていることを実感できたようです。

 今後も、子どもたちが地域への愛着と誇りを育み、持続可能な社会について考えていけるよう、体験的な学習を取り入れていきたいと思います。