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笑う 高木商店(水産加工業)の見学

 9月29日、校区にある高木商店に水産加工業の見学に行きました。祖父の代から続くこの高木商店を経営するのは、3代目の高木さんです。4名の従業員の皆さんが魚を加工する様子を見せていただきながら、商品になるまでの作業工程の説明を聞きました。

 高木商店では、魚を燻製(くんせい)にする加工をしています。大きなかごに仕入れてきた魚が、たくさん入っていました。みんな同じ魚に見えるけど、同じではないことを教えていただきました。見分けるのが難しいです。

  

 魚の頭を取って、魚を洗い、網棚に並べて干し、火を焚いて時間と日にちをかけて繰り返しいぶします。魚をいぶすために薪をくべるところに許可をいただいて入ってみました。何日もかけて繰り返しいぶした魚は、黒く固くなり、よい香りがします。

 

 魚を保存する冷蔵庫や-20℃の冷凍庫もありました。-20℃の冷凍庫に入ると、とっても寒かったです。出荷するために箱詰めにしてある商品も見せていただきました。いぶして加工した商品は、うどんなどのだしを取るために使われるそうです。

 

 高木さんのお仕事に対する熱い思いも語ってくださいました。湿気が多い時期に、商品をだめにしてしまった失敗談、商品を待ってくれているお客さんへの感謝、そして、どうしたらよい商品ができるのか、これまで試行錯誤しながらやってきたことなど、これまでの経験を語る高木さんは、「かっこいい!」と子どもたちは感想に書いていました。最後に、長年、熊野江地区で水産業を営んできて、「熊野江が大好き。」とおっしゃいました。子ども達は、その言葉をとってもいい笑顔で受けとめていました。

 

 今回の訪問では、水産業の仕事に携わる高木さんの思いを知ることができ、子ども達にとって貴重な体験学習となりました。本当にありがとうございました。