昭和22年の開校以来70年の歴史を刻みながら、2800余名の卒業生を送り出し、市木地区の教育・文化の中心的な役割を果たしてまいりした市木中学校は、今年度をもって閉校となります。本校の卒業生は、串間市内、宮崎県内のみならず、日本全国各地で活躍されており、市木地区在住の皆様はもちろんのこと、県内外在住の皆様、そして本校に勤務された先生方にとりましても、歴史と伝統ある市木中学校が閉校を迎えることに対しましては、万感迫るものがおありのことと拝察いたします。
今年度、本校は、1年生2名、2年生1名、3年生7名の全校生徒10名でスタートいたしますが、学校教育目標である「優れた知性・豊かな感性と優しさ・強い心と体をもつ生徒の育成」の具現化のため、保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご支援をいただきながら、10名(市木小学校との兼務職員2名を含む)の教職員が一丸となって、本校の歴史の最後を飾るにふさわしい素晴らしい1年となるよう充実した教育活動を展開してまいる所存です。
皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成28年4月1日
串間市立市木中学校
校 長 川越 昭紀
市木中学校と南浦文之(なんぽぶんし)和尚
市木中学校の校門前をくぐると、「旧龍源寺跡」という表示板があります。旧龍源寺は、室町時代末から豊臣秀吉が九州を征圧するまでの約100年間、全国的に学問寺として有名であったといいます。ここで学び、住職としても住まわれた南浦文之について少し紹介します。
南浦文之は、安土桃山時代から江戸時代初期の人物で、1555年に生まれ1620年に亡くなった66年間の生涯でした。「文之玄昌」と名乗られましたが、南郷の外浦〔旧龍源寺跡に立つ市木中〕で生まれ、「南浦」という号をもちました。
南浦文之は島津家に仕えた臨済宗の僧侶ですが、朱子学に造詣が深く徳川家康に仕官を求められた人物でもありました。また、中国の漢文を読みやすくした「文之点(訓文)」を完成させ、鉄砲伝来について「鉄炮来記」を著しています。
鹿児島市の大龍小学校の校歌に名前が出てくる南浦文之は、どちらかというと鹿児の方で有名のようです。生徒たちには、市木中学校は歴史的遺産の場所に建っているとをもっと認識してもらい、南浦文之という人物に関心をもってもらいたいと思います。
昭和22年 5月 8日 市木村立市木中学校開設 小学校に仮校舎4教室
昭和24年 7月 1日 市木門前1835番地、史跡龍源寺後に校舎2棟新築移転
昭和25年 4月 1日 安藤貞行氏、二代目校長として着任 全校生徒241名
昭和26年 9月20日 運動場竣工
昭和27年 4月 1日 谷本 勝氏、三代目校長として着任 全校生徒207名
昭和28年11月15日 校歌を制定
昭和29年 4月 1日 野辺政俊氏、四代目校長として着任 全校生徒240名
昭和29年 1月 3日 串間市制発足に伴い、串間市立市木中学校と改称
昭和30年 2月20日 校旗制定 電話架設 給水施設竣工 校門改造
昭和31年 4月 1日 井黒正直氏、5代目校長として着任
昭和33年11月 8日 講堂落成
昭和35年 4月 1日 青木真美氏、六代目校長として着任 全校生徒221名
昭和40年 1月 1日 技術室新築竣工(40坪)
昭和40年 4月 1日 山口文四郎氏、七代目校長として着任 全校生徒248名
昭和43年 4月 1日 佐土原正直氏、八代目校長として着任
昭和44年 9月 4日 串間市上水道完成
昭和45年 2月 1日 西川哲夫氏、九代校長として着任 全校生徒199名
昭和50年 4月 1日 月野清秋氏、十代校長として着任 全校生徒131名
昭和52年 3月14日 体育館竣工
昭和52年 4月 1日 上野りえ氏、十一代校長として着任
昭和53年 3月 8日 管理棟竣工
昭和54年 8月20日 プール本体工事完了
昭和55年 1月10日 築島スクールボート待合室落成
昭和55年 4月 1日 小泉裕氏、十二代校長として着任 全校生徒87名
昭和59年 4月 1日 竹村正弘氏、十四代校長として着任
昭和61年 2月 7日 県南地区では初めての立志式挙行
昭和61年 4月 1日 東正昭氏、十五代校長として着任 全校生徒76名
昭和62年 4月 1日 上徳憲一氏、十六代校長として着任 全校生徒75名
昭和62年 9月27日 創立40周年記念校旗作成
平成 2年 4月 2日 岩満澄夫氏、十七代校長として着任 全校生徒63名
平成 2年 4月 9日 第44回入学式 新入生22名 全校生徒63名
平成 3年 3月18日 第44回卒業証書授与式 卒業生23名
平成 3年 4月 9日 第45回入学式 新入生20名 全校生徒60名
平成 4年 3月18日 第45回卒業証書授与式 卒業生17名
平成 4年 4月 1日 長尾末広氏、十八代校長として着任
平成 4年 4月 8日 第46回入学式 新入生14名
平成 5年 3月18日 第46回卒業証書授与式 卒業生25名
平成 5年 4月 8日 第47回入学式 新入生18名 全校生徒52名
平成 6年 3月18日 第47回卒業証書授与式 卒業生20名
平成 6年 4月 7日 第48回入学式 新入生16名 全校生徒49名
平成 7年 3月18日 第48回卒業証書授与式 卒業生15名
平成 7年 4月 1日 吉田隆氏、十九代校長として着任
平成 7年 4月 7日 第49回入学式 新入生15名 全校生徒50名
平成 8年 3月18日 第49回卒業証書授与式 卒業生19名
平成 8年 4月 8日 第50回入学式 新入生12名 全校生徒44名
平成 9年 3月18日 第50回卒業証書授与式 卒業生15名
平成 9年 4月 1日 古川克郎氏、二十代校長として着任
平成 9年 4月 8日 第51回入学式 新入生16名 全校生徒45名
平成10年 3月18日 第51回卒業証書授与式 卒業生17名
平成10年 4月 8日 第52回入学式 新入生8名 全校生徒37名
平成11年 3月18日 第52回卒業証書授与式 卒業生13名
平成11年 4月 1日 隈田原輝義氏、二十一代校長として着任
平成11年 4月 8日 第53回入学式
平成12年 3月18日 第53回卒業証書授与式
平成12年 4月 7日 第54回入学式 新入生14名
平成13年 3月19日 第54回卒業証書授与式
平成13年 4月 7日 第55回入学式 新入生8名
平成14年 3月17日 第55回卒業証書授与式
平成14年 4月 1日 児玉浩聖氏、二十二代校長として着任
平成14年 4月 9日 第56回入学式 新入生12名
平成15年 4月 8日 第57回入学式 新入生11名
平成16年 3月16日 第57回卒業証書授与式
平成16年 4月 1日 田中吉次氏、二十三代校長として着任
平成16年 4月 8日 第58回入学式 新入生7名
平成17年 3月17日 第58回卒業証書授与式
平成17年 4月 7日 第59回入学式 新入生11名
平成18年 3月17日 第59回卒業証書授与式
平成18年 4月 1日 徳永幸峰氏、二十四代校長として着任
平成18年 4月 7日 第60回入学式 新入生6名
平成19年 3月16日 第60回卒業証書授与式
平成19年 4月11日 第61回入学式 新入生10名
平成20年 3月17日 第61回卒業証書授与式
平成25年 4月 1日 吉松俊彦氏、二十六代校長として着任
平成25年 4月11日 第67回入学式 新入生 4名 全校生徒14名
平成26年 3月16日 第67回卒業式 卒業生 6名
平成26年 4月 7日 第68回入学式 新入生 6名 全校生徒14名
平成27年 3月16日 第68回卒業式 卒業生 4名
平成27年 4月 1日 川越昭紀氏、二十七代校長として着任
平成27年 4月 8日 第69回入学式 新入生 1名 全校生徒12名
1 学校の教育目標
優れた知性・豊かな感性と優しさ・強い心と体を持つ生徒の育成
2 学校経営ビジョン
小規模校の強みを生かし、一人一人の生徒に応じたきめ細かな指導体制と、家庭・地域との確か な信頼関係を構築することにより、「優れた知性・豊かな感性と優しさ・強い心と体をもち、夢の実現に向かって努力する生徒」を育成する。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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15   | 16   | 17   | 18   | 19   | 20   | 21   |
22   | 23   | 24   | 25   | 26   | 27   | 28   |
29   | 30   | 31   | 1   | 2   | 3   | 4   |
宮崎県串間市大字市木1835
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